~オリックス・山岡、3勝目! の巻~
中途半端
勝ったものの、すっきりしません。
原因は九回裏の投手起用。
八回を投げ終え、先発・山岡の球数は110球。
九回表オリックスの攻撃。
今日4本目の安打を放ったロメロを鈴木が送って一死二塁。
欲しかったあと1点が入ればセーフティーリードの4点差。
しかし、Tが三振でツーアウト。
ブルペンでは平野が準備をし、
ベンチ横では山岡もキャッチボールを始める。
で、最終的には武田が倒れて追加点ならず。
山岡そのままマウンドに向かおうとするも、平井が呼び止めピッチャー交代。
一言、中途半端。
チームの勝利のために
たぶんベンチの作戦は、
4点差になれば山岡の続投。
3点差のままならば平野投入。
セーブのつく場面では平野というのが福良の起用法の根幹をなしていると思うのですが、
そんなことより、とにかく勝つために最善の策を臨機応変にとって欲しい。
前回失敗した平野に一日でも早く挽回の機会を与えたい気持ちも理解できますが、
それもチームの勝利のためには二の次。
普通に考えて、
今日の山岡のピッチングならば、
そのまま続投させるのが、勝利への近道。
プロ初完投や完封は置いといて。
平野が結果0点で凌いだからよかった…とはけっして思えません。
ベンチの迷いが平野の準備不足を呼び、
大怪我一歩寸前までいった事実。
福良に猛省を促します。
山岡泰輔
しかしながら、
山岡のピッチングはすばらしかった。
二回のピンチ(安達のエラーというよりファーストの中島のエラー)をゲッツーで片づけてからは、スイスイ。
ピンチらしいピンチもないまま、快刀乱麻のピッチングでした。
とくに、安打製造機の秋山を手玉に取ったチェンジアップが効果的で、
決め球として今後も使えそうです。
内外きっちり投げ分け、
十八番のスライダーもタテスラ・ヨコスラ自由自在。
いまのオリックス先発陣で最も信頼できるピッチャーです。
山岡しかり黒木しかり、
本当にすごいルーキーたちです。
感服です。
マレーロ・ロメロ
打線は14安打を放つも、マレーロの2本塁打であげた3点のみ。
残塁も14を数えました。
中島、Tにもう一本が出ていれば、山岡の初完封も観れたのですが…。
2本塁打のマレーロ。
最初のホームランなど、振り遅れながらもあそこまで飛ばすパワーはさすがメジャー。
ロメロも菊池から3安打と、
菊池のようなパワーピッチャーがメジャー直輸入の強打者には合うのでしょうね。
一刻も早く来季の契約を結んでいただきたい。
先勝
いろいろありましたが、
まずは目の上のたんこぶ、西武に先勝。
しかし、監督実質3年目の福良。
指揮官の迷いはチームに感染し、悪影響を与えるということがいまだわかっていない。
ほんとにもう、えらいことです。
ため息が止まりません。
明日の先発は松葉。
今季の対西武の防御率は1.20。
実力通りのピッチングを期待します。