~オリックス、山崎福 vs 則本、わずかな望みも の巻~
山崎福也 vs 則本
オリックス・山崎福也vs楽天・則本。
先発の過去の実績を比ぶれば勝ち目はほぼないものの、
相手則本は怪我明けの今季初登板に、相手チームは大型連敗中。
山崎次第でなんとかなるのではとのわずかな望みを抱いてもいましたが、そのわずかな望みを山崎自身が消して、負け。
試合的にも最終回の吉田の一発以外見どころなく、盛り上がりに欠けた試合でした。
山崎には先発は荷が重かった
山崎福也。
新しくチームに加わった中嶋の尽力もありシーズン前は高評価でしたが、私自身は以前の記事にも書いている通り半信半疑。
それは首脳陣も同じだったようで、シーズン当初山崎に任されたポジションはビハインドのロング。
ただそこで結果を残し、
近藤とともに重責あるセットアッパーを託された最初の試合で逃げのピッチングに終始し、強制帰宅。
気持ちの強い近藤はその過酷な仕打ちに結果で応えましたが、山崎は強制送還への慣れもあるのか特に響いたようには思えず。
稀に好投するも、それは往々にしてシーズン序盤と同じくビハインド時のロング。
榊原の故障代役とはいえ、やはり山崎には先発は荷が重かったといわざるを得ず。
則本と比べて
二回、三回の失点も二死から。
フォアボールが絡み自らまいた種を刈り取れずというシーン、いったい何度観たことか。
最低限のボールが投げられればあとは気持ち。
アマ野球に明るい安倍昌彦は大学時代の則本をあまり評価していませんでしたが、その理由は、気持ちが強過ぎるから。
野手ならまだしも、投手が成功するにはそれくらいの我の強さ、向かっていく気持ちが必要なのでしょう。
ピンチでギアを上げ、正面突破を図るか。
それともギアを落とし徐行するか。
則本と投げ合い、則本のピッチングを間近でみて、山崎がなにか感じてくれれば。
鈴木優
球宴までの9連戦、8戦終えて4勝4敗。
チーム勝率,455のチーム、確率通りにいけば負け。
大事な明日の先発を任されたのは、3年ぶりの一軍登板となる鈴木優。
ファームでの成績は一軍昇格前のK‐鈴木と酷似しており、35回を投げて防御率0.77。
若い投手が誰もが陥る球速だけを追い求める時期を経て、投げ屋から投手に成長した感のある鈴木優。
それが上でも実践できるか。
(少なくとも今日の試合よりかは)楽しみです。