~オリックス、豪と引き分ける の巻~
対オーストラリア
WBC強化試合4連戦。
最後はオーストラリアとの一戦。
オリックスとの引き分けを挟んで5連敗と、赤い稲妻・キューバに元気がなく、
オーストラリアにも予選突破の芽が出てきたいま、
豪州にとっても、WBC本番前最後のこのオリックス戦は重要な位置づけとなります。
試合の方はオーストラリアの小刻みな調整登板リレーの前に、
オリックス打線がいつものように沈黙。
中島、小谷野、ロメロが欠場しているとはいえ、
その代役の若手打者がまったくアピールできていない。
園部・奥浪など、いまが大チャンスなのですが、彼らはいまだ下に埋もれ…。
今年も貧打に苦しみそう。
糸井が抜けているという事実がひしひしと迫ってきています。
山田vs山崎福
先発は山田修義。
前回登板がいまひとつだったゆえ、汚名返上といきたいとこでしたが、
課題の立ち上がりにまたも失点。
この悪癖、いまだ改善していません。
少なくとも、ブルペンでの球数を多くして試合に臨むなどの対策は一通り講じているはず。
昨夜の阪神・藤浪もそうですが、
序盤の失点や独り相撲は、結局自らのクビを締めることとなります。
2回以降はそれなりのピッチングをみせてくれましたが、
首脳陣の印象はいまひとつでしょう。
山田の後を継いだのは、目下のライバル・山崎福也。
こちらは得意のカーブが決まり、
4回被安打1奪三振7の快投。
先発ローテ争いから一歩抜け出したと言えるような好投でした。
T-岡田
バッターの方では、五番に入ったT-岡田。
四番でも五番でも六番でも、いつもTにチャンスが回ってきます。
今日も初回一死満塁、しかも相手が2四球をプレゼントしてくれた場面で打席に入り、
結果はセカンドゴロ。
一点こそ入りましたが、ここでドカンと打ってくれれば、試合は確実にオリックスペースになっていたはず。
昨日の初回のTの打席に比べれば、
点が入っただけでもマシともいえますが、
ファンが、チームがTに望んでいるのは、こういう場面でのヒット、ホームラン。
いまが疲労のピークと思いたい。
上述しましたが、
主力以外の、駿太や川端、伏見など中堅どころの元気のなさが目立ちます。
彼らを脅かすようなニューフェイスの台頭が望まれます。
ここら辺の選手に危機感を与えていかないと、チームは決して強くなりません。
駿太
1‐1の同点で迎えた九回裏。
Tと小島のセーフティ、代打若月のヒットでつくった一死満塁の大チャンス。
外野フライでサヨナラという楽な場面で、打席に入るは駿太。
…。
内野フライでした。
駿太、
このままだと、ほんとに守備固めです。
これくらいの打撃成績の選手がスタメンに出ている限り、優勝なんて夢のまた夢。
吉田のセンター起用が騒がれていますが、
そうしたくなる首脳陣の気持ちも十分に分かります。
WBC強化試合4連戦は、
1勝1敗2分けで終了。
日本に負け、豪とキューバに分け、中国に勝つ。
いまのオリックスの実力通りといったところでしょうか。