~オリックス、2か月ぶりの二桁得点で首位攻防戦2連勝! の巻~
大勝
終わってみれば、21安打15得点の猛攻で、勝負の首位攻防戦に2連勝。
山崎颯一郎にもプロ初白星がつき、吉田正尚にも一軍復帰後初本塁打くわえて猛打賞。
杉本と紅林はともに4安打と大暴れ。
大敗あれど大勝なかったここ最近のオリックス。
調べてみれば、6/27の西武戦に10-0で勝って以来の2か月ぶりの二桁得点、そして大勝。
チャンスでTが打てない
ただ、この15得点は、五~九回の5イニングで稼いだもの。
終わってみれば、と書いたように、そこに至るまでの重苦しさはえげつなく、そしてそこには怒りも。
全般的にボールの高い、ロッテ先発美馬相手に初回からチャンスをつくるもあと一本出ず。
しかもチャンスでTが打てないという、個人的に最もモヤモヤする展開。
犠打併殺の愚
そして四回には、2点ビハインドの無死一二塁で犠打を仕掛けて併殺という、考え得る最悪の策と結果。
シフトで前にでてきた一塁手の前に真正直に転がした伏見の犠打も大概ですが、ここで犠打を選択する中嶋も問題。
チャンスでほぼ犠打の打率一割の九番打者が一発を放つことがあるのが野球。
あれだけシフトを仕掛けてくるのであれば犠打に固執する必要もまったくないわけで。
正直言えば、この犠打選択からの併殺で、この試合そして今季は終わったと思い、怒りに震えました。
モヤの逆転スリーラン
逆転劇の五回も、吉田の適時打で一点返してなお無死一三塁のチャンスでTが三振と三度の凡退。
紅林も内野フライでツーアウト。
バッターはモヤ、ここで左投手かと思いきや、今季のモヤが左投手を打っているデータをロッテベンチが知ってか右の東妻続投。
結果はインローを掬い上げての逆転スリーラン。
欲しいところで最高の一発が生まれました。
その後四球に相手失策と貰ったチャンスで福田が2点タイムリー。
ここで勝負あり。
山崎颯一郎、プロ初勝利
そして山崎颯一郎。
序盤は強い真っすぐを中盤からはカットを武器に、5回2/3を2失点にまとめてプロ初勝利。
ここ4試合しっかりと試合をつくるも、貧打に泣いてきた山崎。
この経験が首位攻防戦の大事な一戦で活きました。
トミージョンからの苦しい日々も報われました(次は黒木)。
最後の打者山口に投じた147キロのアウトロー真っすぐ。
山本、宮城、山崎福也、田嶋に次ぐ5本目の柱が確立した瞬間です。
最低限の課題クリア
敵地とはいえ、優勝戦線に残るためには最低でも勝ち越しが条件だったこの首位攻防戦。
とりあえず最低限の課題はクリア。
打線爆発での大勝のおかげで勝ちパターンの投手を温存できたのも大きい。