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山崎颯一郎

~オリックス・山崎颯一郎、大役を果たす の巻~




開幕投手

野球の23歳以下の世界一を決める「第2回WBSC U-23ワールドカップ」が19日(日本時間20日)、コロンビアで開幕した。大会連覇を狙う野球日本代表「侍ジャパン」U-23代表はオープニングラウンドA組に入り、初戦で南アフリカと対戦。13-0で7回コールド勝ちを収め、白星スタートを切った。

初戦先発の大役を任された山崎颯一郎投手(オリックス)が6回2安打5奪三振の好投。三塁を踏ませぬ危なげない投球で、見事に役割を果たした。

「立ち上がりは緊張したが、冷静に投げられ、その後、いいリズムでいけた。直球で結構押せたので、早めにカウントを取ってカーブとかで三振が取れてよかった。とりあえずチームが勝ててよかった」

プロ2年目の今季も1軍登板はならなかったが、2軍で1年間先発ローテを守り、20試合5勝7敗、防御率4.66の成績でウエスタン・リーグ最多の100回1/3に登板。規定投球回数に達し「投げるスタミナがついた」ことが大きな自信となっていた。

建山義紀投手コーチも「緊張しても、いい意味で開き直れる投手なので初戦に向いている」と話していた190センチと長身の山崎。今季シーズン途中に同じ長身のチームメート、ディクソンから教わったという大きく縦に割れるナックルカーブが国際大会の舞台で生きた。それまでもカーブは投げていたが「制球が定まらず、直球頼りになってしまい、その直球を狙われて打たれていた」といい「来年に生かせるような手応えはある」という今季の成長が、異国の地でも大きな強みとなった。(Full-Count)

U23-W杯の開幕投手に選ばれた、山崎颯一郎
開幕投手=エースという位置づけではないものの、世代別といえど日本代表の開幕投手に選ばれえること自体が名誉。

先発投手が中6日の日本球界でも分業制がより幅を利かし始め、規定投球回数到達者は減少。
とくに、試合数の割に抱える選手数の多いファームではその傾向が顕著で、
今季のウエスタン規定投球回数到達はわずか2投手のみ



田口の覚悟と期待

そのうちの一人が、オリックス高卒2年目の山崎颯一郎。
防御率はいまひとつでしたが、その登板イニング数に二軍監督・田口の覚悟と期待が窺えます。

さらには、一年間怪我なく投げぬいた体力
ドラフト時の評価も明らかに素材を買ったもので、
県大会1回戦・延長15回でのよもやの敗戦がなければもっと上の順位での指名があってもおかしくなかった投手。
その右腕に投げる体力がついてきたことが、順調に育っているという最大の証。




同期

高卒2年目といえど、
同期のドラフト4位の山本由伸は新人王最有力候補で、
育成指名の榊原翼は一軍で先発を経験
打線の援護があれば2勝はしていたくらい。

この二人の急成長が、明らかに大器晩成型投手の刺激となり、
その成長速度を速めることに。

オリックスといえば高校生が育たないことで有名でしたが、その汚名もいまや過去のもの。
まあそれは、投手に関してですが…。




エースになれる素材

フェニックスリーグでも開幕投手を務めた山崎。

首脳陣の評価も高く、
昨秋の秋季キャンプでは、高山曰く「指にかかったときのボールは素晴らしい。まだ体ができていない中であのボール。末恐ろしいですね。エースになれる素材だと思いますね」。

体ができてきたいま、楽しみがいよいよ増し。

あとは、
山本・榊原の台頭が山崎の刺激となったように、
彼ら高卒2年目組の躍動が、先輩の吉田凌、齋藤、鈴木優、そして青山に火をつけてくれれば。



-山崎颯一郎
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