~オリックス・吉田正尚、初のベストナイン の巻~
ベストナイン
3年目でプロ初の全試合出場を果たした、オリックス・吉田正尚が初のベストナインに輝きました。
外野手部門、柳田(ソフトバンク)、秋山(西武)に次ぐ票数。
接戦が予想された盗塁王・西川(日本ハム)に5倍の差を付けました。
吉田が一軍に居続けたらどれだけやれるのか。
オリックスファンならば誰でも夢想することですが、
私的には、30本塁打は軽く突破すると思っていたなかでの26本塁打には満足とはいかないところも。
しかし、吉田正尚個人商店の状況のなかでは致し方ない面も。
本塁打王を
地元京セラで行われたオールスターでのホームランダービー。
オリックスの宝・吉田正尚の名を全国の野球ファンに植え付けるに十分な、フルスイングと連発の5階席弾。
パリーグMVP最有力・柳田悠岐と並んで、
野球を知らぬ者にもその凄さが伝わる稀有なプレーヤー。
「来年は打撃部門でもタイトルが獲れるようにがんばります」と語る吉田正尚。
Tやロメロがその実力を発揮しサポートできれば、間違いなく手が届くはず。
私としては40本超えの本塁打王を。
0票
もちろん、オリックスから選出されたのは吉田正尚ただ一人。
オリックスの選手に入った票数をポジション別にみてみると、
投手:0票
捕手:0票
一塁:0票
二塁:0票
三塁:0票
遊撃:0票
外野:吉田正尚174票
指名打者:ロメロ2票、吉田正尚2票。
ここにオリックスの選手がないことに、疑問も憤りも湧かず。
福良前監督の采配には首を傾げる場面も多々あれど、選手の能力がこれでは弱いはずです。
新人王
明日開催される、NPB AWARDS。
この催しの目玉として、MVPと新人王が発表されます。
注目は当然に新人王。
新人で唯一全試合に出場した藤岡(ロッテ)は規定打席到達29人中28位と内容的に振るわず。
開幕2戦目ソフトバンク相手にプロ初白星を挙げた田嶋は途中離脱。
前評判通り、
オリックス・山本由伸と楽天・田中和基の一騎打ち…と思いきや。
山本由伸
オリックス・山本は、54試合4勝2敗1セーブに32ホールド、防御率2.89。
4月末の一軍昇格後からほぼ完璧なピッチングを続け、その勢いのまま出場したオールスターでの筒香との勝負はいまだ記憶に新しく。
楽天・田中は、105試合出場で打率,265、本塁打18、盗塁21と十分な内容も、
チームが最下位で、後半しりすぼみの印象。
オリックス、楽天がシーズンを終えそこから1ヶ月長く戦ったソフトバンク。
そこからのノミネートは、2013年ドラ1、新人王レース最終年のプロ5年目の右腕・加治屋蓮。
山本を大きく上回る72試合の登板で、4勝3敗31ホールド、防御率3.38。
防御率、ホールド数は山本が上回り、
また、類稀なる将来性を加味しても山本が選ばれると信じていますが…。
なお、オリックスからの選出となると、
2008年の小松聖以来ということとなります。