~オリックス・吉田正尚、復活の2発も の巻~
松葉貴大
日曜の試合、先発は榊原でなく松葉貴大。
これぞ先発6番手というピッチングで、5回5失点で降板。
初回からいつ大崩れしてもおかしくない内容で、それが五回に現れました。
5回で100球超えという数字が示すように、テンポ悪く四球は4つ。
4点を失った五回は先頭打者へのフォアボールから始まり、連打から山川のスリーラン。
この回はストレートが高く浮いていましたが、それが球数のせいならば自らの制球力のなさが招いた結果。
つまり、実力不足。
入れ替え
目を見張るようなストレートも変化球も制球力もなく、
まとまりでなんとか凌いでいくのが松葉のスタイル。
ゆえに、いつも可もなく不可もなくというピッチングとなり、評価の難しいピッチャー。
しかし、開幕から2試合の投球内容は正直厳しい。
下には、直近の試合で完封寸前までいったK‐鈴木がいます。
二軍防御率は1.04でリーグ3位。
Kが即座に通用するかは別としても、いまの松葉がこの数字をファームで残せるかといえば疑問。
ずっと結果を残している選手にチャンスを与えるのは当然のこと。
来週も6連戦で、入れ替えもあるのでは。
山田修義
二番手の山田修義は松葉以上の大乱調。
紅白戦から調子はいまひとつで想定できたことではあります。
だからこそ、
2点差に迫った直後に山田を登板させたのはどうだったか。
左打者が続く場面といえど、
力のない左腕なら力のある右腕というのがオリックスのいままで(左腕不足に泣いてきた弊害ですが)。
昨日の東明の不出来で第二先発の山崎福也を使うこととなったのが痛かった。
中6日貰える先発がしっかりと試合をつくらないと、救援陣にしわ寄せがき、首脳陣の選択の幅を狭めることとなります。
吉田正尚
大敗のなかでの光明は、2本塁打の吉田正尚。
アマ時代からお得意の高橋光成から2本。
ロッテ戦での第一号以降、確実に調子を戻してきた主砲。
アーチストは1本のヒットでは変わらず、トリガーとなるのはやはり1本の本塁打のみ。
打率もようやく二割台に。
復調傾向といえど、打順はこのままプレッシャーの少ない三番で。
4打数4三振
昨日2本塁打の四番・杉本裕太郎は、変化球攻めにバットが空を切り続け、4打数4三振。
確実性が伴っていないのは想定内。
これからも苦しむでしょうが、この苦しみこそが成長の糧となる。
チームとして苦しんでいるのが安達の抜けたショート。
今日も大城が失点につながるミスを犯し、なかなか穴が埋まりません。
それを考えてか、点差の開いた場面で福田にショートを再び任せたのはチームにとって非常に有益なこと。
新監督、
いろいろと考えてやってくれています。