~オリックス、吉田正尚がいないとこの通り の巻~
普通のプレーができていればチェンジ
昨年のドラフトで外れ1位で指名した、日本ハム・ルーキーの河野竜生の前に五回二死まで一人のランナーも出せず。
結果散発3安打1得点で、見どころなく負け。
二回一死から、アルバースが注文通りに内野ゴロに打ち取るも、セカンド山足からの送球がワンバンになりファースト・大下取れず。
その後、アルバースが打たれてこの回2失点。
打率2割の小粒な三拍子型の中堅選手が送球ミスをし、そこまで難しくないワンバンをルーキーが取れず、年長の投手も若手野手のミスをフォローできず。
普通のプレーができていればチェンジ・0点のシーンが2点に変わり、その2点を覆すだけの打力もなく、これで勝負ありはなんとも情けない。
低打率のスタメン6人
ここまで全試合スタメン出場と、貧打線のなか一人気を吐き続けた吉田正尚の抜けた打線は、想像以上(もしくは創造通り)に酷く。
開幕当初ならまだしも残り10試合を切った状態で、打率.150の打者が三番、打率.208の打者が一番に入り、スタメンに打率.200近辺の打者が5人も並ぶ。
佐野に大下は経験を積ませるという意図あれど、他の三人、松井佑介、大城、山足はもう中堅どころ。
といっても例えばジョーイ・ギャロやアダム・ダンのように確実性がなくても長打力があれば全然問題ない。
しかし、低打率のスタメン6人の総本塁打数は5本。
大惨状。
ヒットも打てない、本塁打も打てない、かといって進塁打も打てない。
本日の貧打も、チームの低迷もやむなし。
リリーフ・張奕
ひ弱な打線には目を伏せ、投手陣に目を移せば、リリーフ登板となった張奕が好投。
リリーバー仕様の150キロ超のストレートで押しまくり三者凡退に抑えました。
一人目、二人目とどちらかといえば甘い球ながら、ストレートにキレがあり打者は捉えきれず。
三本柱確立のオリックスはブルペンが不安。
2014年のオリックス、今季の中日。
前評判の高くないチームが浮上するには強固なブルペン陣形成が必要条件。
打への評価
大した成績を残せていない選手に温情(暖冬)更改で年俸上げても意味がないのは明々白々も、フロント陣がこんな簡単なことが分からず、結果がこれ。
今後の更改では、打への評価をより重視し、打てない選手の年俸を下げて打った選手(ほとんどいませんが)の年俸を大きく上げるという、目に見える形もしくは生活に直結する形をとらなければ、チームとしての打力は上がってこないのでは。