祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

吉田正尚

~オリックス・吉田正尚、ポスティングでメジャーへ の巻~




吉田正尚メジャーへ

ついにこの日がという感慨と。

 オリックスは17日、吉田正尚外野手(29)の今オフのポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認すると発表した。オリックスで同システムを利用したのは、00年オフにマリナーズに移籍したイチローのみで、それ以来の成立を目指すことになる。

吉田正は一昨年オフから代理人を通じ、球団と同システムを含めた様々な可能性について話し合ってきた。今季の全日程終了後に、吉田正本人が初めて球団に直訴し、球団内で協議を重ねていた。

オリックスは16日に西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森の獲得を発表。日本ハムからFA権を行使した近藤の獲得を目指すなど来季の編成作業の途中ではあるが、森獲得で打線の軸を確保し一定の目処が立ったことで吉田正のポスティングによるメジャー挑戦を容認する運びとなった。

吉田正は今月2日に、初めて公の場でメジャー挑戦の意思を表明。「ポスティングについて、福良GMと会います。今の気持ちを正直に話す。夢として、ずっとあった。体感しないと分からないことが多い。チャレンジしたい。ハイレベルなところで、やりたいと思っていました」と話していた。

現地では、すでにヤンキースやレッドソックスなど複数球団が興味を示しているなどと報じられており、日本屈指のスラッガーの去就が注目される。(スポニチアネックス)




加藤康幸の強引さ

入団当初、いや大学時代からメジャーへの熱い思いを明白にしていた吉田正尚。
守備走塁ともに決して評価されていないなかでのオリックス単独指名、プロ入り。

U-18壮行試合での2発に魅了され、オリックス入団を願いに願ったドラフト前。
当時編成トップの加藤康幸の強引さに感謝し単独指名・入団に大喜び。
キャンプ前に故障するもなんとか間に合わせオープン戦で藤川から放った鮮烈弾にオリックスの未来を託し、そこからあっという間の7年

故障に泣いた1・2年目。
そこから懸案の腰を手術し3年連続フル出場。
近2年はデッドボールにコロナがあり途中離脱するも、その2年、パリーグ連覇に貢献し、とうとう今季は日本一。

吉田がいなければ(さすがの中嶋でも)この栄光はなかったでしょう。



大卒入団選手の1年

選手会長を務めるなどグラウンド外でのチームへの貢献度も大きかった吉田。
チームの核で編成上一選手という枠では収まらず、編成面営業面考えても手放したくはない選手ながら、これだけの結果と貢献を残してくれた以上、大卒入団の選手の1年を慮るは人としての情け。

森獲得で打線補強があったにせよ、もし森が来なくても、球団側としてはポスティングを容認していたはず。



WAR

ポスティングを球団が容認し、あとは手を挙げる球団があるか、あっても吉田の実力に比例する金額を提示するか否か。

近年では菊地(広島)西川(日本ハム)が不成立に終わっていますが、守備タイプの選手にメジャーが大枚叩くわけがなく

前年に同じくポスティングで移籍した鈴木誠也と比較されていますが、たぶんメジャーの評価は鈴木より下

2012年、三冠王を獲得したミゲル・カブレラよりも同年に盗塁王のみ獲得のマイク・トラウトをMVPに推す声が多くあった(結果はトラウト次点でカブレラがMVP)理由は走攻守の総合指標であるWAR
そしてそのトラウトが獲得したこれまでの個人タイトルが打点王に盗塁王1個ずつながら、シーズンMVPを3回受賞しているのも同じ理由で、そのWARで評価すれば、肩も弱く守備力低く足も遅い吉田のWARは、打のみの評価に比べかなり低くなります。



OPS1.000超

そして実際昨季のWAR日本トップは、吉田ではなく鈴木誠也。
あれだけ打った今季も村上(ヤクルト)、岡林(中日)、塩見(ヤクルト)に次いで4位
というわけで、WAR重視(重視し過ぎ)主義のメジャーでは吉田は鈴木より下の評価となりそうですが、個人的には贔屓目抜きに、鈴木より吉田の方が上。

入団一年目から毎年OPSを上げていき、今季はついにOPS1.000超えの驚異
守備難・走塁難は、思い起こせばオリックス入団時と同じ。
そしてそれをバットで補ってきた吉田。
あのスイングは十分にメジャーで通用するはずで、メジャーから手が上がらない道理がなく



吉田と山本がいるうちに

吉田正尚と山本由伸がいるうちになんとか優勝を、が多くのオリックスファンの願い。
西村監督就任というチームにとって無駄な時間もありましたが、その願いは中嶋のもとでついに成就。

いつか来るであろうと覚悟していたこの日。
その日を2年連続のリーグ優勝と日本一で迎えれた喜び

吉田には、ありがとうという言葉しかなく。
海の向こうで、思う存分暴れてきてほしい。
そしていつか戻ってくる日が来れば、もう一度オリックスに。




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