~オリックス・吉田正尚、室伏広治と合体 の巻~
室伏広治
父が「アジアの鉄人」室伏重信、母がルーマニアのやり投げ選手。
その間に生まれた室伏広治が、遺伝子的に優れているのは確かでしょうが、
それだけで金メダリスト・室伏広治ができあがったわけではありません。
中京大学大学院で博士号を取得、准教授就任を経て、
現在、東京医科歯科大学教授兼スポーツサイエンスセンター長。
多くの論文も発表。
研究に研究を重ね、自らの研ぎ澄まされた肉体を作り上げました。
いまや、スポーツトレーニング部門の泰斗といっても過言ではないでしょう。
その室伏に、
オリックス・吉田正尚が弟子入り。
ケミストリーが期待されます。
吉田正尚
今回の合体は、
吉田が室伏へトレーニングの知識を学びたい旨の手紙を送り、実現したとのこと。
吉田のあくなき向上心と、その積極性には驚嘆するばかり。
短期間の指導とはいえ、多くの新しい知識に触れ、吉田にとってきっとプラスとなったことでしょう。
吉田に関しては、
結局、試合に出るか否か。
故障のない体さえ作り上げれれば、タイトル奪取も十分可能。
「まだまだ鍛えがいがある」との室伏の発言。
体に弱いところがあるということか、
まだ伸びしろがあるということか。
とにかく、怪我だけが心配です。
T-岡田
オリックスのT―岡田外野手(28)が24日、マーリンズ・イチロー外野手(43)と神戸市内で合同練習した。
互いにフリー打撃を行うなど毎年恒例の合同練習は約1時間で終了。イチローから「今年、楽しみにしておく」とエールを送られ、「自分たちの練習で緊張感を得るのは難しい。イチローさんとの練習は楽しかった」と充実した表情で振り返った。(スポニチアネックス)
こちらは、生けるレジェンド・イチローとの合体。
イチローから、「ホームランバッターにしては器用だから、いろんなボールに手を出すのだろう」と指摘されたT。
いままで、配球のハの字も分かっていないようにみえたTでしたが、
昨年の二軍落ち以降、その点はだいぶ改善されたように思います。
「ホームランバッターにしては器用」とのイチローの発言ですが、
逆にとらえると、
器用なホームランバッターであるということ。
捕手のリードを読めさえすれば、その器用さは利点となり、比類なきホームランバッターになる可能性も秘めています。
29歳?
まだまだ若い。
吉田正尚、
T-岡田。
この二人の長距離砲、
2017年オリックスの大看板です。