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吉田正尚

~オリックス・吉田正尚、ついに手術へ の巻~




 手術

昨日、~オリックス・吉田正尚、手術か否か の巻~という記事を書いたばかりなのですが、
吉田正尚、手術を決めたようです。

 オリックス吉田正尚外野手(24)が近日中に腰の手術を受けることが21日、分かった。

腰痛が原因でプロ1年目が63試合、同2年目が64試合の出場に終わったことから、完全治癒を目指して手術を決断した。執刀医は現役時代の巨人高橋監督や日本ハム近藤も担当した腰痛治療の権威で、来年2月の宮崎キャンプには間に合う見込みだ。

吉田正は「(過去2年は)同じことばかりなので」と説明した。若き主砲が「腰のドクターX」の助けを得て、3年目のシーズンフル出場を目指す。(日刊スポーツ)

ルーキーイヤーは仕方ないとしても、
2年目も同じことを繰り返した吉田正尚。

その無念さは、吉田を追いかけたNHKの番組・アスリートの魂「フルスイングを貫く オリックス・バファローズ 吉田正尚」のなかでも痛いほどに伝わってきました。

技術的にはフォロースルー時に左手を放すことで腰への負担を軽減させ、
体力的には筋トレを増やし体幹を鍛える。
また、精神的には神仏にすがるなど、
復帰に向けてあらゆることを行っていた吉田。

結果として昨年以上の数字は残したものの、
吉田の期待値からすれば、ファンは誰一人満足していないでしょう。
それはきっと、吉田自身も同様のはず。



 諸刃の剣

野球を知らない人間にも伝わるであろう、そのスイングの豪快さ
しかしその強振が、173㎝の小柄な選手から生み出されているという皮肉。

それが吉田の魅力とはいえ、
諸刃の剣であることには違いなく、
結果として2年続けてのリタイア。

しかし、代名詞であるフルスイングを当の本人がやめる気は毛頭なく、
ではいかにそれと付き合っていくか。

前述の技術・体力的改革では根本的改善とはいかず(実際、シーズン後半にはセミリタイア状態でした)、
となると残るは手術しか方策はなく。

医学の進んだいま、その決断は吉と出るはずです。



 30、いや40

決断に至るまでに時間を要しすぎと、昨日の記事で批判したのですが、
執刀医がいわゆる腰痛の権威であることを考えると、医師の都合もあったのかもしれません。

来年、開幕ではなく、キャンプに間に合う見込みとのこと。
自主トレ期間を棒に振る恐れはあるものの、それならば影響もまだ少なそう。

同じく腰の故障で、4割打者のままシーズン途中離脱し同医師の手術を受けた日本ハムの近藤が、
侍ジャパンではつらつとしたプレーをみせていました。
半年後、吉田のそのような姿がみれることを楽しみに待っています。

吉田が一年間試合に出れば、
彼自身、最低目標とする規定打席に到達すれば、
30、いや40本塁打も決して夢物語ではありません。



 増井浩俊

 オリックスは22日、日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言した増井浩俊投手と東京都内で入団交渉を行った

福良監督も同席し、約2時間の会談を終えた長村球団本部長は「有意義な話し合いだった。来季にチームが上昇して前に進むには、増井君の力が必要という話をした」と手応えを口にした。

オリックスでは平野投手が海外FA権を行使して米大リーグに挑戦することを表明している。同本部長は「能力的には先発もできるが、セットアッパーや抑えで(期待している)という話をした」と起用法にも言及した。(サンスポ)

大和との交渉にも同席した福良が、増井との交渉にも同席。
昨年の陽のときとは、陽が台湾に帰っていて代理人との交渉となっていた事実があったとはいえ、
本気度が違います。

当初、巨人との一騎打ちかと思われていた増井争奪戦ですが、
増井の大学(駒沢大)の先輩である森繁和が監督を務める中日も参戦とのこと。
増井が、中日新聞の配達圏内である静岡の出身でもあることも、
食指を伸ばす一因となっているのでしょう(同様に中日は、岐阜出身の日本ハム・大野の獲得も目指しています)。

巨人と中日という、親会社が同業者である場合、
意地とプライドが交錯し、選手への条件提示が無用に上がっていくことは、昨年の山口俊争奪戦でも明らか。

増井獲得に反対の私にとっては、それは渡りに船です。

ただ心配なのは、オリックスが何年契約を提示したかということ。
今回の記事では載っていませんが、
増井が最も価値を置く契約年数が、巨人・中日よりも格段に長ければオリックスを選ぶ可能性も十二分にあります。




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