~オリックス・吉田正尚、決められず の巻~
全てを吉田正尚に託す
負けのなくなった延長十二回裏。
先頭の安達がヒットで出塁。
続く若月に、代打・山崎勝己を起用。
バント一択の厳しい状況でしっかりと決め、大城敬遠気味の四球で歩いて一死一二塁。
ここで打席に入るは福田。
制球定まらぬロッテ・南にとって、福田の背の低さはそれだけで脅威も、3-2からインコースに投げ切り三振。
代打伏見がレフト前にもっていくも、前進守備では還ってこれず。
しかし、ここで登場は吉田正尚。
十二回裏、二死満塁。
オーラス。
勝つか分けるか、全てを吉田正尚に託します。
吉田が打てなければ仕方なし
結果は、3-2からセンターフライでゲームセット。
吉田のための舞台、自ら幕を下ろすことに。
まあ、吉田が打てなければ仕方なし。
今日の吉田、強く引っ張る打球がなく決して調子がよさそうに思えず、私としては格の違いで四球を選んでくれればと思っていました。
3-2から一球ボール気味の球がありましたが、アドレナリン出まくりの興奮状態のなかではどうしても手が出てしまいがちな球。
小兵・福田にも、大砲・吉田にも、3-2から明らかなボール球を投げなかった相手投手を褒めるべきでしょう。
10試合で5回目の延長戦
6/22の阪神戦、6/27の西武戦に続く引き分け。
これで引き分けは3週連続。
さらにいえば、阪神戦以降10試合で5回目の延長戦。
半数が延長とは、ちょっと異常な数字です。
その原因は、貧打と投手陣の踏ん張り。
特にリリーフ陣の働きには、称賛以外のことばはなく。
今日も七回以降、吉田一将、山本、増井、近藤、澤田、比嘉が無失点リレー。
相手チームに助けられた面もあったとはいえ、0で抑えられたのはやっぱり投手陣に力があるから。
その証拠に、吉田以下、誰一人ヒットも許さず。
初回無死二三塁
それに反して打線。
アルバース、石川ともに球宴監督推薦選手。
アルバースは7連勝中、対する石川は6連勝中。
投手戦は予想されたところゆえ、
初回の無死二三塁で点が取れなかったのが痛かった。
三番・西野、四番・吉田ともにアウトローのシンカーをひっかけピッチャーゴロ2連発。
別にヒットでなくても、
相手は前進守備を敷いていなかったので、内野ゴロで一点の場面でした。
ロメロの一振り
とはいえ、
上述の通り、素晴らしい投手による素晴らしいピッチングの競演でした。
貧打は貧打も、今日の石川相手ではなかなか点は取れず。
内容はアルバースよりも上で、
それだけにロメロの一振りが実に大きかった。
最後の最後に勝利の実に手が届きかかったゆえに、もったいない気もしましたが、
今日の石川相手に2点取って、相手のミスのおかげもあり(もちろんリリーフ陣の踏ん張りも)勝ち越し点を許さなかったことを考えると、よく引き分けに持ち込んだ試合とも言え。
この引き分けを、意味のあるものにできるか否かは、明日の試合にかかっています。
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