~オリックス・吉田正尚、衝撃のホームランダービー の巻~
お祭り
今日は京セラでのオールスター。
例年ならば、この時期にはオリックスすでに終戦となっていることが多く、オールスターの生ぬるさが余計に観る気を削いでいたのですが、
心も体もすり減らすような戦いが続く今年は、
オールスターのお祭りムードが日々の緊張感を和らげる作用をしてくれて、久しぶりにゆっくりと心穏やかに野球を観戦できた気がします。
疲労を考慮し登板回避されたアルバースを除く、増井、山本、安達、吉田正尚の4人が出場。
それぞれファンを沸かせましたが、
私が最も盛り上がったのは、試合前のホームランダービー。
そう、吉田正尚の登場です。
vs山田哲人
地元京セラということもあり、出場全8選手の大トリで名前を呼ばれた吉田正尚。
待ちに待った、オリックスのニュースターの登場に球場は大歓声に包まれました。
トーナメント一回戦は、履正社卒の山田哲人との対戦。
最初に打席に立った吉田正尚、投げるは先輩の安達。
制限時間3分の間に放った本塁打は12本。
対する山田は5本で圧倒し勝ち上がり。
球宴初出場+ホームランダービー一番手で登場。
実力発揮できなくてもおかしくない環境の中で、この爆発。
常人の物差しでは測れません。
5連発に五階席弾5発
凄かったのがその打球。
五階席中段まで飛ばし、その打球が勢いを保ったまま観客席に突き刺さる。
5連発に五階席弾5発。
その球道、見慣れているとはいえ、
余りにも凄すぎて、言葉を失いました。
この12本で、日本全国のプロ野球ファンに、オリックス・吉田正尚の名を知らしめたことでしょう。
ようやくオリックスに、
全国区のスターが誕生した瞬間でもありました。
vs筒香
明日の決勝進出を賭けた二戦目は、日本の四番・筒香との対決。
結果的には、10-14で敗れたものの、
一本一本の衝撃度は吉田の方が上。
筒香の本塁打は、Tのようにバットにうまくボールをのっけてスタンドに運ぶものですが、
吉田のそれは上述した通り観客席を破壊する勢いでスタンドに突き刺さる。
弧を描くアーチに見惚れる時間のあるTや筒香の本塁打に比べ、
フルスイングから生み出された吉田(や柳田)のアーチはそんな余裕もなくあっという間にスタンドに。
私の好みでいえば、Tの方が好きですが、
それでも吉田のアーチには、心底魅了され、絶句してしまいます。
素晴らしい時間を過ごすことができました。
ピッチャー・安達
試合(というよりも今日出場した安達、増井、山本)について書こうと思いましたが、
ホームランダービーの吉田の雄姿に筆を執られたため、今日はここで筆を擱きます。
明日の熊本ではオリックスの選手の出場は少ないはずですから、明日まとめて書きます。
しかし、今日のピークはホームランダービーで、
正直、試合よりもこちらの方が面白かった。
そのホームランダービー、
山なりのボールでなく適度なスピードで、きっちりストライクゾーンに投げ続けた安達もお見事でした。
打率,311、打点48、本塁打12
その吉田を破った筒香、
明日出場予定の柳田、
さらにはその柳田を上回りリーグトップの本塁打数を誇る山川。
吉田の上を走る選手がまだいます。
打率,311、打点48、本塁打12。
正直言えば、まだ物足りません。
吉田正尚、
まだまだやれるはず。
初球宴でトップクラスのスターから多くのことを学び、
後半戦のチームをいま以上に引っ張ってほしい。
それができる選手です(そして、T、あなたも)。
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