~オリックス・T-岡田、「彼らの今シーズンを預かっている」 の巻~
チームリーダー
オリックスのT-岡田外野手、西野真弘内野手、武田健吾外野手、杉本裕太郎外野手が16日、沖縄市浦添市内で自主トレを公開した。
5日から沖縄入りしているT-岡田は「しっかり走れていますし、外でフリー打撃もできている。下の選手がどう感じてくれるか。彼らの今シーズンを預かっている。そのくらいの気持ちはあります。彼らが活躍してくれたら僕もうれしい」と話した。
西野は「どういう体の使い方をしているか、岡田さんに聞いています。去年は打撃の状態が上がらないままずるずるいってしまった。悪すぎた。今年は3割打てたら最高です」と意気込んだ。
武田は「ウエートトレを意識して取り組んでいます。1日3、4時間はやっている。体重も81キロから83キロまで増えた。今季は100試合、100安打を目標にレギュラーを獲りに行きたい」と力強かった。
杉本は「充実しています。体の使い方をトレーナーの方に見てもらい、姿勢を意識しています。猫背をなおしてまっすぐ正しい体の使い方をすれば打撃も変わってくると思う。今年は1軍で2桁本塁打打てたらいい」と飛躍を誓っていた。(デイリースポーツ)
選手会長就任以来、
チームのことを第一に考えた発言が続く、オリックスのリーダー・T-岡田。
今年は、
後輩を引き連れ、沖縄での自主トレです。
本塁打王を獲得した頃、
伊藤や駿太を連れて海外で自主トレしていたこともありましたが、
そのときの浮かれた、物見遊山的雰囲気とはいまは全然違います。
T-岡田
地に足がつき、
ハードな練習を積み重ね、
チームリーダーとしてふるまい、
それらの結果として、数字も残した。
自分の進んできた道、決意が間違いでなかったということ。
そんなTの姿に感銘を受けた若者が、
Tを慕って集まってきました。
「来年頑張って欲しい選手と(自主トレを)やろうと思う」と語っていたT。
西野、武田、杉本。
まさに、「来年頑張ってほしい」期待の選手たちです。
西野真弘
西野は「どういう体の使い方をしているか、岡田さんに聞いています。去年は打撃の状態が上がらないままずるずるいってしまった。悪すぎた。今年は3割打てたら最高です」と意気込んだ。
福良監督からチームの中心と指名されながらも、
屈辱のシーズンを過ごした西野。
一度手にしたレギュラーの座は掌中からこぼれ落ち、
今季はサードにコンバート。
フル出場は難しくとも試合に出ればそれなりの結果を残す、小谷野がライバルです。
チームの代謝を考えると、
小谷野に頼りっきりではチームは強くならず。
小谷野にはもっと楽なところで働いてもらわないと。
そのためには、西野がサードを奪うのが一番。
フェニックス、高知キャンプと「野球まみれ」の日々を過ごしたのは、
首脳陣の期待の高さの表れ。
西野が三割打てれば、これほどの補強はありません。
武田健吾
武田は「ウエートトレを意識して取り組んでいます。1日3、4時間はやっている。体重も81キロから83キロまで増えた。今季は100試合、100安打を目標にレギュラーを獲りに行きたい」と力強かった。
オリックスが交流戦で優勝していれば、交流戦MVPすらあった武田。
入団以来4年で6本しかヒットを打てなかった選手が、
昨年1年でその10倍にあたる61本のヒットを量産。
一時は三番を任されるなど、大きな飛躍の一年となりました。
空白のセンターを、後藤と争います。
私的には、武田の方を評価しています。
もちろんその差はバッティング。
シーズン打率,295、
交流戦打率,382。
難攻不落のサファテから本塁打を放つなど、ツボにはまれば大きいのもあります。
いまはバットを短く持って確実性を優先するスタイルですが、
将来的にはもっとスケールの大きなバッターになれる可能性を秘めています。
そのためには体を大きくしてほしいと思っていたところ、
武田自身もそのつもりだったようで。
しかし、こう書いてきて、
なぜ福良はもっと武田を使わなかったのか…とやはり思わざるを得ません。
杉本裕太郎
杉本は「充実しています。体の使い方をトレーナーの方に見てもらい、姿勢を意識しています。猫背をなおしてまっすぐ正しい体の使い方をすれば打撃も変わってくると思う。今年は1軍で2桁本塁打打てたらいい」と飛躍を誓っていた。
泳がされながらも、パワーでコボスタのバックスクリーンに運んだプロ第一号。
成長と素質の片鱗をみせてくれました。
持っているパワーはチームでも随一の杉本。
あとはインサイドアウトのスイングを習得できるか否か、
そこにかかっています。
現状、武田、後藤の次に位置していますが、
その才能が開花すれば一気に大まくりも。
最愛の妻
Tの「彼らの今シーズンを預かっている」との発言。
立派の一言です。
ここまで人は変われるのか…、
思わず感嘆の声が漏れてしまいます。
その成長の陰には、
最愛の妻の存在あり。
身重の体ながら、旦那の自主トレに同行し、
後輩の分の食事まで面倒をみる。
そう簡単にできることではありません。
結婚してTは変わりました。
そしてそのTのもと、
チームはいま、変わろうとしています。
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