祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

2022オリックス

~オリックス、26年ぶりの日本一!!! の巻~




太田椋、宮城大弥

プレイボール直後の初回初球、一番ファーストで連続スタメン起用の太田椋がバックスクリーンに運ぶ先頭打者弾
3連勝の勢いを感じる一発で、日本一に王手をかけた第7戦、オリックスがまず先制。

オリックスの先発は中4日の宮城大弥
勝っていても負けていても、長いイニングを投げる予定はなく、初回から全力投球。
真っすぐ、変化球ともにボールを低めに集め、5回無失点の力投。



ミスで貰った大チャンス

1点リードの五回表、オリックスの攻撃。

伏見ヒットのあと、宮城の犠打がチャージした三塁・村上の横を抜け無死一二塁。
続く太田の犠打は一二塁でのセオリー通りに三塁前に転がしますが、今度は村上、見切りが早く無死満塁。
記録上は3連打も、ヤクルト守備陣のミスで貰った大チャンス。

無死満塁で宗の打球は3連打のいずれよりも強い打球。
しかし、一塁・オスナの正面で併殺となり一気に二死二三塁。
ここを無失点で凌げれば流れは間違いなくヤクルト。



大量点に結びつけ

しかしここでヤクルト先発サイスニードが踏ん張れず、中川に四球。
このフォアボールがオリックス的には実に大きく再度満塁。
続く吉田のところではピッチャー交代かと思いましたが続投し、デッドボールで1点追加。
そして杉本の一打をセンター・塩見が追いつきながらも捕れず一気に3点入って、このイニング計4点。

相手のミスを大量点に結びつけ、5点リードのオリックス。
これで普通に決まりと思いましたが、このシリーズの野球の女神は昨年からとにかく気まぐれで。



山崎颯から比嘉

宮城の後を継いだ宇田川がこの日も2イニング無失点で抑え(個人的なMVPは宇田川もしくは比嘉)、八回は山崎颯一郎
この山崎が3本ヒットを打たれて1点返され、打者オスナとの対決。
一発出てもまだ1点リードの場面で、宇田川と並ぶオリックスの救世主とはいえ、個人的にはここで比嘉だと思いました。

そして山崎がオスナに本塁打を浴び一気に1点差。
ランナーなしとはいえ神宮の空気は押せ押せ。
ここでマウンドに上がるは、上がれるのは比嘉幹貴しかおらず



まるで足立

この比嘉が、まさにこれぞ比嘉というピッチングを披露。
一発出れば同点のなか99キロのカーブを織り交ぜ中村を空振り三振。
高め禁物のサンタナには外低めに集め抜き、最後は投ゴロ。

ざわめくスタンドをよそ眼に一人冷静な比嘉の姿はまるで後楽園での足立のよう。

このシリーズで比嘉が果たした役割は数字以上のものがありました。
この比嘉の火消しで、いよいよ頂上がみえてきました。



オリックス、26年ぶりの日本一

この日の投手陣を支えた伏見のまさかの負傷欠場あれど、頼りになる若月がおり、最後はワゲスパック-若月のバッテリーでヤクルト打線を三者凡退に抑え、ついにオリックス、26年ぶりの日本一達成。

大引の、坂口の日本一を、山の中腹でもなく谷底から羨ましく眺めていたあの頃。
力があるはずと強く強く信じていながらも、その谷は深く、差す光も細く、今年こそ優勝と宣えば嘲けられ。

そんな屈辱の、暗黒の歴史を経たからこそ、26年ぶりの日本一の喜びは格別なものがあります。



全員野球

大エース・山本を欠いたなかで掴んだ栄光。
それは中嶋が常に掲げる全員野球の賜物

村上からほぼ逃げず自慢の真っすぐを武器に立ち向かっていった投手陣、立ち向かわせた中嶋。
サヨナラ弾の主砲・吉田正尚に、嫌がらせのように毎回まわってくるチャンスで結果を残した杉本。

26年前は神戸、いまは大阪。
有為転変は世の習いも、本当にいろいろあったこの26年。

しかし、頂から観る景色の素晴らしさは変わらず。
そして傍では、多くのオリックスファンの仲間が、全員で笑っていて。

本当に、この頂に再び立つことができるとは。

決して忘れることのない、最高の夜です。




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