~オリックス・吉田正尚、復帰未定 の巻~
違和感
オリックスが勝つとご飯が美味い。
気分よく箸が進み、飲みこむも、
食塊が喉を通るたびに、魚の骨が引っかかったような違和感が。
違和感の正体は、
開幕前に忽然と姿を消した、吉田正尚です。
台湾ウインターリーグで五冠王に輝き、
格の違う活躍をみせた吉田ですが、
急性筋性腰痛で開幕メンバーから外れ、開幕2カードを終えても戻って来ず。
目を凝らして二軍の試合結果に吉田の名を探すもなく。
連勝中のいい流れのなかにあって、
吉田の故障が最大の不安要素でしたが、
今日の日刊スポーツの報道で、その実情が明らかとなりました。
全治不明
オリックス福良淳一監督(56)が練習日の6日、腰痛で離脱している吉田正尚外野手(23)の現状について語った。
「一進一退みたい。まだ(トレーニングの)強度を上げずに、リハビリ段階のようだ。ゲームの中でバットを振ってみないと、怖さはとれないんじゃないか」と回復が思わしくないことを明かした。吉田正は1年目だった昨年も4月下旬に腰痛を発症し、4カ月間戦列を離れた。福良監督は「(復帰時期が)見えてこない。去年みたいに4カ月もかかったら困るけど…」と厳しい顔。長期離脱の可能性も出てきた。
シーズンオフは鉄人・室伏に弟子入りするなど、
自身の体のケアには人一倍気を遣っていたとはいえ、
これで2年続けての故障離脱。
自己管理ができているとは言えません。
野球ファンに鮮烈な印象を与えた台湾での活躍も、所詮シーズンオフのできごと。
もっと大きな伝説をつくることができる男の全治不明、復帰未定の故障は、
本人にとっても、
チームにとっても、
ファンにとっても、
あまりにも痛い。
早期復帰を願いますが、
まずは完治を。
今年こそ、今度こそ
3連勝をかけての明日の日本ハム戦は、神戸での開催。
鬼門の京セラ(本拠地が鬼門とは情けない限りですが)でないのは好都合かもしれませんが、雨予報。
オリックス先発は金子。
日本ハム先発は開幕投手の有原ではなく、オリックスキラーとして一時期、名を馳せた上沢。
故障もあり620日ぶりの登板とのことです。
ここはしっかり叩いていきたいところですが、
新聞の見出しとなるような相手に負けることが多いのもオリックス。
昨年は交流戦で、
故障明けの巨人・阿部にシーズン第一号を、
シーズン初登板の内海に初勝利を献上しました。
心配です。
心配といえば、
エースの金子。
「今年こそ」と復調を信じて観戦した開幕戦。
結果は「今年も」でした。
不調も3年続けばもはや実力。
今度こそ、
エースらしいピッチングをみせてもらいたいものです。
皆さまご存知の通り、
勝てば、借金完済です。