~オリックス・宗、攻守に好プレー の巻~
vs千賀
今日が福岡での最終戦。
相手先発・エースの千賀にひねられ、敗戦。
千賀は決して本調子とは思えませんでしたが、
ランナーが出てからギアを上げ。
三回無死一二塁から、山崎・宗・福田を三者三振に斬った場面など、
打てる球が一つもなく。
さすが日本代表、そう思わざるを得ないピッチャーです。
課題
その千賀とは対照的に、
ランナーが出てから粘れなかったのがオリックス先発の山岡。
今日の敗戦でリーグワーストとなる12敗目。
いい投球をしながらも突如崩れる悪癖が今日も顔を出し。
福良曰く「ボールは良かったですけどね。足を大きく上げると良いボールがいく。走者を置いてからが課題」(スポーツ報知)。
クイック時の投球が来季の課題となりそう。
一つ一つのボールは一級品のキレをもつだけに。
宗の守
敗戦のなか、攻守に躍動したのが、一番を死守する宗佑磨。
二回、上林のセンター前に落ちそうな打球に対し思いっきりチャージをかけヒットをアウトに変え。
小田が骨折したのと同じようなプレーで冷やりとしましたが、大事に至らず。
キャンプ後半にコンバートされたセンターの守備では、オープン戦序盤はミスを重ねていたものの開幕前には一定のレベルにまでもってきて、いまは後藤の存在を忘れるほど。
同じ回の高田のタイムリーも、宗なら捕ってくれるのではと一瞬思いました。
よく頑張ってくれています。
宗の打
打では、七回に反撃の狼煙となるスリーランを放ち、千賀をマウンドから引きずり降ろしました。
低めの変化球にバットが空を切ることが多い宗。
今日もそこまで、切れ味鋭い千賀のフォークにきりきり舞いも、
ストライクゾーンに入ったフォークを見逃さず、バット一閃、ライトテラス席に今季第2号。
宗らしい弾丸ライナー。
20本打てる選手だと思っています。
宗の粘り
それより評価したいのは、九回の粘り。
相手クローザー森を相手に、2球で追い込まれるも、
そこからボール一球を挟んで10球ファールで粘りました。
クローザー相手のこの粘りは称賛に値します。
クローザーに球数を放らせれば、翌日翌々日の登板に影響を与え、登板機会を削らせる可能性も。
宗の長所でもあり短所でもある積極性は変える必要はなく、
追い込まれた際に粘ることさえできれば、
まだ二十歳そこら、それで十分。
森に宗一人で13球放らせ、今日の森の球数は27。
明日、明後日の登板に響くと思っていたところ、
そういえばこのカード、今日の一戦だけでした…。
明日は、
日曜なのに試合はありません。