~オリックス、12日竹安・13日荒西先発、宗昇格 の巻~
竹安大知
田嶋が予定通りの抹消、榊原は右手打撲により抹消。
空いた水曜と木曜の先発枠を埋めるのは、人的補償でオリックスに加入した竹安大知とルーキーの荒西祐大。
まずは竹安。
キャンプで右肩痛を再発し調整が遅れるも、下ではローテを守り、31回を投げ被安打27・奪三振21・防御率2.32。
安定したピッチングを続けています。
剛速球があるわけではなく、総合力で勝負するピッチャー。
勝手知ったるセリーグ相手の方が気も楽では。
今回対戦する中日とは、昨年一度の対戦ありそのときは、5回を投げ被安打2・失点2のピッチング。
移籍後初登板、
それくらいの投球をしてくれれば、助かります。
荒西祐大
木曜は、荒西祐大。
前回の一軍登板時は中継ぎで崩れた荒西。
以降も下でクローザーを任されるなど中もしくは後ろでの登板が続いていましたが、5月中旬から先発に転向以降、5回2安打無失点・7回2安打無失点と文句のない数字を残し一軍キップを掴みました。
サイドという特殊性もあり中継ぎでの起用がメインとなっていた荒西。
今季開幕前の記事でも書いていましたが、
私は先発にこそ適正ありと思っていたので、今回の先発登板は非常に楽しみ。
大人のピッチング
どうしても中継ぎでの登板となると145を超えるストレートで勝負という場面が多くなっていましたが、
もともとは制球力で勝負するピッチャー。
中継ぎよりも先発の方が力を抜いて投げられるはずで、本領を発揮してくれるはず。
また、サイドにしては手首を立てて投げるためカーブが大きな軌道を描いており、
もっと武器になるのではと思っています。
独特な変化のシンカーもしくはチェンジアップと組み合わせての、大人のピッチングに期待です。
K‐鈴木と西浦がファーム落ち
K‐鈴木と西浦がファーム落ち。
Kに関してはここ2試合結果もでておらず、疲労も蓄積してきた時期でもありリフレッシュ込みでの再調整。
一軍で通用する力があることはすでに証明済み。
再びの一軍登板が楽しみです。
現状の西浦、
打で小田に負け、
守で後藤に及ばず、
足で佐野に敵わず。
ロメロが復調、指名打者が使えない交流戦でもあり、現状ではやむを得ず。
アウトローへの落ちる球という明確な課題を、いくらか克服してくれれば。
宗佑磨、昇格
代わって上がってくるのが、今季初昇格となった宗佑磨。
開幕当初は下でも出番がないくらいの惨状に、今季もう終了の感がありましたが、
先々週くらいから当たりが戻ってきて、打率も,260まで戻してきました。
始動が著明に遅れていたフォームも、最近は足を上げてタイミングをとるようになり、以前ほどではないものの躍動感も出てきました。
本能で動いてきた選手が、昨年の一軍経験を経て自らの頭で考え始め、
その結果、頭と体がバラバラになってしまいました。
すこしずつその齟齬を修正し、ようやくの一軍昇格。
即通用するかと言われれば疑問符がつきますが、
今回の昇格を、自らの理想とするフォームへの進化の一助としてくれれば。