~オリックス・金子、4.00 の巻~
金子と京セラドーム
金子+京セラドーム=勝利。
オリックスファンが信じたこの方程式は、もう通用しません。
今季の金子の京セラドームでの防御率は、4.00。
オリックス打線が5点取らないと、勝てないということ。
それは難儀な要求です。
金子で今日も負けました。
100勝到達時、その勝率の高さが世間を賑わせた金子。
シーズン最終盤にさしかかった今季ここまでの成績は、
7勝8敗。
一つの負け越しです。
昨シーズンは怪我に泣き、
復活を賭けた今シーズンは調子を戻せぬまま。
あの頃の金子はもう消えたのでしょうか?
復活・中島
もう終わったと、ファンから見放された選手が、
ファームでの修練を終え、確実に生まれ変わりました。
#1、中島宏之。
今日も、特大のアーチをレフトスタンドにぶちこみました。
昨夜は、
ぶつけられたあとにあえて怒るふりをすることで、次打者以降に内角を攻めにくくさせるという高等戦術を実行。
その機転が、
西野の、駿太のヒットを呼びました。
いや、これは機転というよりも、
中島なりのチームプレーと言った方が適切ですね。
シーズン序盤、
ベンチ奥で退屈そうに試合をみていた中島の姿は、もうありません。
守備は相変わらずですが、
それを取り返すだけのバットがあります。
中島に対する歓声も徐々にですが戻ってきました。
あとはこの調子を来年まで持続させること。
これが課題ですね。
米国で2年、オリックスで1年の低迷を経て、
中島は帰ってきました。
ということは、
あの頃の金子が戻ってくる可能性も、十分にあるでしょう。
次の登板が今季ラストとなる予定の金子。
来季への期待を抱かせるピッチングを、
この京セラドームで、お願いします。