~オリックス・金子、西武に通用せず の巻~
小谷野抹消
試合前に、小谷野を登録抹消。
再昇格直前に怪我再発。
万全でないにもかかわらず、無理やり上げて、
万全でないにもかかわらず、スタメンもしくは大事なところで代打に起用し、チームの足を引っ張る結果に。
以前にも書きましたが、
スイングが波打っているいまの小谷野のレベルならば、彼を起用した方に問題があり。
結局、ファーム落ち。
いったいなんのための昇格であったのか。
ここ最近の一二軍入れ替えの基準もよくわからず、
若手へ切り替えたかと思うと、このように体調万全でないベテランの力を借りようとする。
首脳陣の迷走の一端がここにも表れています。
鈴木昂平
小谷野の代わりに上がってきたのが、鈴木昂平。
即、八番ショートでスタメン起用。
一軍に上げた選手をベンチに塩漬けにすることなく、モチベーションの高い状態でスタメンに起用することは決して悪いことではなくむしろいいこと。
ただ、鈴木昂平、
取り立てて下で数字を残してきたわけでなく、
7月27日に小谷野と入れ替わりで下に落ち、
10日後に小谷野と入れ替わりで再昇格といった扱いでもわかるように、
内野の控えという立場は変わっておらず、
あえてスタメンで起用する必要性を感じず。
鈴木の打撃には目をつぶってその秀逸な守備で一点を守る、というのが鈴木スタメン起用の意図であるとすれば、
オリックス先発が金子、相手先発が今季初先発の高橋ということを考えれば点の取り合いとなるのは必定で、
むしろ守備に目をつぶっても攻撃力に優れた選手を使う方がよほど理に適っており。
対西武6連敗
試合の方は、4点差を追いつき、
突き放されてはしがみつくも、結局は1点届かず逃げ切られ。
これで対西武6連敗。
先頭の秋山が四球で出塁し二番の源田。
バントの素振りすら見せず、ツーストライクから弾き返し無死二三塁として大量点を呼ぶことに。
二番に、打てて犠打もできる選手を配置し、選手を信頼し続ける辻。
二番に、打てずとも犠打ができる選手を配置し続けスタートダッシュに失敗した福良(最近はようやく変わってきました。時すでに遅しですが…)。
シーズン当初敵地で3連敗した際に書いた記事(~オリックス、二割の差 の巻~)をふと思い出しました。
金子千尋
4点差を追いつき、珍しく6点取るもやっぱり負け。
敗因はひとえに先発の金子千尋にあり。
中7日もらったベテランが、初回先頭打者にフォアボール。
中5日を3回続けてアルバースを週初めの火曜にもってきたということは、
球宴後そこを任されてきた金子はその任に堪えられないという首脳陣の判断。
元エースならば、その判断に抗う矜持はあってしかるべきも、
結局は結果がでない。
これで対西武0勝3敗。
西武の強力打線、
金子の小手先のテクニックが通用する相手ではなく。
内野手枯渇
スタメン起用の鈴木は2打数2三振。
代打でヒットを放った福田を、七回の守りから鈴木に代え内野に入れましたが、
それならば最初から福田でよかったのでは。
七回裏、左のピッチャーが出てきたところで、
先頭の西野に代え右の白崎を起用。
クリーンアップを任せた選手を左が来ただけであっさり代える。
チャンスならまだしも(本音はチャンスでも代えなくていいと思っていますが)。
そうやってどんどん内野手を代えていった結果、
一点差、勝負の九回、
内野手枯渇し、
打率2割で調子の悪い安達をそのまま打席に立たせざるを得なくなり。
エースは不甲斐なく、
首脳陣の起用も理解しかね。
宮崎、西村、伏見らの奮闘も浮かばれず。
借金がまた一つ、増えました。