~オリックス、痛い逆転負け の巻~
疲労蓄積
長かった連敗のトンネルを抜けての一戦。
大事な試合でしたが、八回に4点を失い、痛い逆転負け。
吉田一将もいい投手ですが、
山本がいればと思ったのが正直なところ。
3連打に2連続四死球に逆転タイムリー。
一死も取れずにマウンドを降りた吉田一将。
これまでずっと支えてきてくれた投手ですから責められませんが、
ここ最近は踏ん張りがきかない場面も多くなり。
疲労蓄積。
この一言でしょう。
瓦解寸前
吉田や増井に関しては3連投まで。
山本に関しては2連投まで。
一応の制限を課してはいるものの、
高山(ないし福良)の起用法をみていると、
その制限さえ守れば、つまり一日でも中に休みを与えれば、勝ち負けの展開によらず、3連投を繰り返してもよいと考えているのではと思ってしまいます。
チームとして完投なし記録が続いていた際に、
「チームとして最善の形を考えた結果、継投になる」と高山は語っていましたが、
目先の一勝を求めれば確かにそう。
しかし、144試合を考えれば中6日の先発投手にもっと託すべき。
2014年はそれでも優勝争いというモチベーションがあったため、チームを幾度も救ったリリーフ陣はなんとかシーズン持ちこたえましたが、
今年は2014年に比べその動機も低く、8月の声を待たずに瓦解寸前。
「100球、6回で疲れている。そんな投手を俺は使いたくない」
落合監督時代は投手コーチとして中日黄金時代を築き、いまは監督を務める森繁和が、
今季の中日の開幕投手である小笠原に向かってこう苦言を呈し、二軍に落としています。
「100球、6回で疲れている。そんな投手を俺は使いたくない」(日刊スポーツ)
再昇格後の7月29日の巨人戦。
小笠原は136球を投げ、プロ初完封。
メジャーの中4日とは異なり、中6日を貰いながら、
100球程度でへばるオリックス先発陣。
指導法や起用法も、先発陣が不甲斐ない一因でしょう。
制球力不足の右の軟投派
5回108球で降板の金子千尋。
制球定まらず、6四球。
よく2点で凌いだという印象。
ただ、こんな投球内容のピッチャーが週初めの火曜に投げているチームが強いはずはなく。
岩本や近藤に比べてもストレートの球威のなさは明白。
いまの姿は、
制球力不足の右の軟投派。
非常に厳しい内容でした。
初回無死一塁で犠打はなく
相手の則本も一時期の凄みは消えていました。
五回の二死からの一点。
六回の連打。
これで決まったと思いましたが…。
今日も初回無死一塁で犠打はなく。
福良も8連敗でようやく気付いてくれたよう。
ストレスなき日が少しでも長く続くことを願っています。
使った方が悪い
燃え上がった炎を冷静に沈めた比嘉。
右後方のライナーに飛びついた大城のスーパーファインプレー。
それらも勝利に結びつかず。
惜しむらくは2点リードの七回、
ツーアウトから満塁のチャンスをつくり、バッターはスタメン起用の小谷野の場面。
ここで一本出れば試合を終わらせたものの、空振りの三振。
体調が万全ではないのでしょうが、全打席、スイングは波打ち。
小谷野がどうこうというより、これはもう、使った方が悪い。
痛い逆転負けです。