~オリックス・吉田凌、0.67 の巻~
山崎福也
一軍同様、スタートダッシュに成功したオリックス二軍。
しかし今年もまた、最下位に転落してしまいました。
日曜の広島戦に勝っていれば最下位脱出だったのですが、
4-5で負け。
数字上は惜敗も、九回裏に4点取られてのサヨナラ負け。
しかも、九回二死から。
あとワンアウトの場面で、山崎福也がでてきて3連打で降板。
その後塚田がでてきて2者連続フォアボールで降板。
そして最後は金田が打ち取るも、一塁伏見がエラーを犯してのサヨナラ負け。
塚田はまだしも、
問題は、3年前のドラ1・山崎福也。
二軍で15回2/3を投げて被安打26、防御率6.89。
山岡、黒木と年下の選手が一軍に欠かせない選手となった現状をどう考えているのか。
今季のローテ入りを期待していただけに、心底がっかりです。
吉田凌
沈滞するオリックス二軍のなか、
すさまじい勢いで成長を遂げているのが、二年目の吉田凌。
防御率はなんと0.67。
もちろんリーグトップを独走しています。
40回1/3を投げて自責点はわずか3(被安打33)。
上述の山崎と比べるまでもなく、圧倒的な数字を残しています。
オリックス二軍で規定投球回数に達しているのは、吉田と岸田だけ。
高校出の二年目右腕が、しっかりとローテを守り続けています。
吉田凌の野球人生のピークは高2。
秋の関東大会から調子を崩し、
ドラフト1位競合からドラフト上位、ドラフト当落線上と評価を下げてのプロ入りでしたが、
しっかりと小松、小林両コーチが立て直してくれたようです。
若手投手の登用に関しては慎重な福良のことですから、一軍昇格の可能性は低いでしょうが、
今年は一年投げられる体をつくり、二軍のローテ投手として完走してほしいですね(願わくばシーズン後半に一軍昇格を)。
捲土重来
明日からは、セリーグ首位の広島との3連戦。
昨年の広島優勝をお膳立てしたのは、間違いなくオリックス。
あの屈辱の3連敗のリベンジをする日がやっときました。
比嘉はいませんが、一発を浴びた平野は手ぐすね引いてその機会を待っていることでしょう。
明日の先発はエースの金子。
前回登板ではチームの連勝を止めるという、エースとして最もやってはいけないことをしてしまった金子。
こちらもリベンジの機会到来。
明日の舞台は三次。
繊細な金子に地方球場はいやな予感がしますが、もうそんなことも言っていられないはず。
人工芝でないため、モレルのセカンドはなく、
セ主催試合のため、DHロメロも使えない。
助っ人大砲三門が一気に一つに減りそうですが、金子が抑えればいいだけの話。
平野、金子、
そしてチーム全体の、
捲土重来を期待します。