~オリックス、キューバと引き分ける の巻~
対キューバ
今日から始まる、
WBC1次ラウンド出場国との総当たり4連戦。
初戦は、野球大国・キューバとの一戦。
西の先発が報道されていましたが、
蓋を開けてみれば、先発は松葉。
二番手に西が出てきたので故障などではないようです。
試合自体は、3点リードを肝心要の8回に追いつかれて引き分け。
しかも鈴木昴平のエラーで。
昨年のオリックスによくみられた風景です。
まだオープン戦も始まっていないのですが、
勝ちにこだわると言いながら、
結局勝ちきれない、粘りきれない試合が多くみられます。
ほんと、こういう試合をいまのうちから確実にものにしていくよう意識付けしておかないと、
昨シーズンの二の舞となりそうで非常に怖い。
しかし、
キューバも以前のような怖さがなくなりました。
セペダが三番を打つようでは、悲願のWBC制覇など夢のまた夢でしょう。
実現不可能なことではありますが、
チャップマン(ヤンキース)やセスペデス(メッツ)、グリエル(アストロズ)などが加わった最強軍団・赤い稲妻を、もう一度みてみたい。
伊藤光
投手陣は、松葉と西の先発組が好投。
山崎福也に触発されたのか、同じ左腕の松葉がとくによかった。
課題の中継ぎ陣は、全員いま一つ。
いつ状態が上がってきてくれるのか。
心配です。
スタメンは、
一番・西野、
二番・安達。
そして、
三番・吉田、
四番・ロメロ、
五番・T のクリーンアップ。
左右ジグザグ病に体の隅まで侵されている福良ならば、
このパターンが最も多くなりそう。
ロメロが結果を残せば文句ないのですが、
昨年のように、右というだけで無理やりモレルを四番に組み入れるような愚策は、本当にやめてほしい。
六番の小谷野がファーストに入り、
七番には、いま最も輝いている男・伊藤光がサードに入る。
そして、
その伊藤は、今日もきっちり二打点。
この状態だと、
伊藤光の開幕サードも、ほんとうにありうるかも。
金子が先発なので、スタメンマスクかもしれません。
どちらにせよ、
いまの勢いが持続するならば、開幕オーダーに伊藤の名が刻まれそうです。
モレル離脱
二年目の大化けに期待して残したモレルが早くも離脱。
こういう運のなさが、
彼の、オリックスの運命なのでしょう。
さあ、これで外国人打者は、ロメロ一人。
このブログでずっと言い続けてきた問題が、
早々と表面化。
外国人補強に関して、
「オープン戦から十分見ていくし、足りないなら手を打つ」と語っていた西名球団社長。
このことばが、はたしてどこまで伝わっているのか知りませんが、
チーム強化を一手に担う、長村球団本部長兼編成部長はちゃんと動いているのか否か。
まさかそんなことはないかとは思いますが、
万一動いていないとすれば、怠慢の謗りは免れません。
昨年のリーグ最低打率、最低得点のチームから、チーム首位打者の糸井が抜けたにもかかわらず、
外国人打者の獲得は一人という理解しがたい補強に加え、
二割四分のモレルの残留。
この矛盾が早々と露呈しました。
早いうちに手を打たねば、本当に、恐ろしいことになります。