祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

曽谷龍平

~オリックス、田嶋と曽谷 の巻~




田嶋と曽谷

3/5の甲子園、対阪神戦。
オリックスの数少ない左腕、田嶋大樹と曽谷龍平がオープン戦初登板。

ともにドラ1でスリークウォーターという共通点のある二人ですが、結果は対照的。
田嶋は3回/被安打1・与四球3・奪三振2・自責点0。
曽谷は1回1/3/被安打2・与四球3・奪三振4・自責点2でランナー3人残して降板。
その後の紅林の好守がなければ自責点はさらに嵩んでいました。



問題は曽谷

対照的とはいっても田嶋は与四球数が示すようにそれほどいい内容ではなく。
ただボール自体はしっかりといい球が来ており、順調な調整が窺えました。

問題は曽谷
紅白戦に続き一発を浴び、制球定まらず結果残せず。
オープン戦にもかかわらずイニング完遂させずの満塁での降板は、これ以上傷を深くさせないための指揮官の恩情。
上述の通り、紅林にも救われました。



ドラ1

田嶋と曽谷。

ともにドラ1ですが、清宮ドラフトのなかで2球団重複、清宮いなければ3~5球団の重複もあった田嶋と、不作(と称される)ドラフトで単独指名の曽谷
同タイプの左腕も、ドラフト時点での評価に差があり、入団直後で比べても即戦力として差があるのは想定内。




ほぼほぼ田嶋が上

両投手を、田嶋の入団時(特にプロ初登板のソフトバンク戦)と現時点の曽谷で比較すると、
球威:田嶋A/曽谷B
球速:田嶋A/曽谷A
制球力:田嶋B/曽谷D
キレ:田嶋A/曽谷A
で、ほぼほぼ田嶋が上
これに関してはドラフト前の評価と変わらず。



制球力とクロスファイヤー

大きく違うのは、制球力
田嶋もアバウトな面はありますが、入団当時から(アマとプロのストライクゾーンの違いに泣くことはあったとはいえ)左スリークウォーターの主武器となるクロスファイヤーには自信があり、ズバズバと右打者のインローに投げ込め、プロの打者も手が出ない場面多々。

翻って曽谷。
こちらはクロスファイヤーがほぼほぼ使えずで、外へ逃げる変化球で空振りを奪うタイプ
このタイプでクロスファイヤーが使えねば一級左腕の仲間入りはなかなか難しい。



腕の緩み

しかし曽谷にあって田嶋にない点が一つあり。
それは変化球時に腕の緩みがないこと。

入団時に比べればだいぶ改善されたものの、プロ5年目の昨季もまま見られた田嶋の欠点。
それが曽谷にはなく、腕の緩みがないためキレのある変化球で空振りが奪えます。
これは曽谷のすばらしい長所。

これを活かすためにも、とにかく制球力の向上(とクロスファイヤー)。
これができるようになれば必ず、一軍の戦力となる投手です。




祈優勝!オリックスバファローズ - にほんブログ村
よろしければ一押しお願いします。

-曽谷龍平
-,