~パリーグ優勝のオリックス、2022年度新入団選手②(福永奨・渡部遼人・池田陵真) の巻~
3位:福永奨(国学院大)
前回(~パリーグ優勝のオリックス、2022年度新入団選手①(椋木蓮・野口智哉) の巻~)に続いての第2弾はドラフト3位~5位の3選手。
3位:福永奨(捕手:国学院大)
今秋リーグMVP&ベストナインに輝き、チームを連覇に導いた国学院大の捕手兼主将。
将来像としては同校OBの嶋基宏(楽天→ヤクルト)。
守備型の捕手で高いキャプテンシーを備えた選手。
ただ高校時代から物足りなかった打撃は課題で、大学通算打率も.212。
今秋は三割到達、2本塁打と開花の兆しがみられるのは救い。
キャプテンシー
即レギュラーの現状ではもちろんなく、タイプの異なる頓宮と三番手捕手の争い。
若月のFA取得も近づいてきており、そのときまでにしっかりと成長してくれれば。
近年のオリックスはドラフトにおいてキャプテンシーを評価しており、5位の池田ともどもそこに合致した選手。
意識の高い選手は時間がかかったとしても出てくる可能性が高く、その点は楽しみです。
また、なにも分からないプロ一年目、最初に出会うのが同じく捕手出身で野球脳の高い中嶋というのは福永にとっては大きな財産となります。
4位:渡部遼人(慶大)
4位:渡部遼人(外野手:慶大)
俊足堅守の外野手で、六大学出場77試合で24盗塁、盗塁死0という快足ぶり。
こちらも3位の福永と同じく課題は打撃も、4年時の大学選手権で首位打者を獲得。
今秋は打率三割を超えベストナインも初受賞。
ただ、一軍レベルと比べればまだまだ非力。
守備固め、代走が主な働き場となりますが、そこから脱却できるかは当然打撃次第。
はっきり言えば、弱かったころのオリックスが高く評価していたのがこのタイプの選手。
足が速く守備もうまいといった選手を集めた結果、貧打に泣くこととなりました。
一にも二にも打。
(それが一番難しいものの)バッティングさえ一軍レベルに達すれば即レギュラー。
5位:池田陵真(大阪桐蔭)
5位:池田陵真(外野手:大阪桐蔭)
大阪桐蔭で一年時からレギュラーを務めた、パンチ力が自慢の外野手。
守備力はいまひとつも肩は強く、外野手として大きく育てたい選手。
大阪桐蔭・西谷監督曰く「今の時代にここまで練習する選手はいない」。
体の小ささもこの順位となった理由だと思いますが、それが何の意味もなさないのは、パを制したこのチームの主力をみれば明らか。
攻守ともに伸びしろ一杯、楽しみな若武者がまた一人加わりました。