~オリックス、山下舜平大開幕投手へ一直線&ロベルト・バルボン逝去 の巻~
来田涼斗
若手主体、最終テストの場として臨んだ静岡での楽天2連戦でしたが、2試合で3得点と結果残せず。
若手野手ほぼ全滅のなか、唯一評価を上げ一軍争いに残ったのは、3年目の来田涼斗。
吉田の抜けたレフトの第一候補はいまのところ福田周平。
状態の上がってこないいまの福田の状態が続くのであれば、来田レフトも一考といえるところまでは来ました。
外野手は打ってなんぼ。
打てるけど守れない選手と打てないけど守れる選手。
いずれに軍配が上がるかは、吉田正尚と後藤駿太の比較をするまでもなく既に明らか。
来田の好調がどこまで続くか、一流どころが来てどうか。
ここからが勝負です。
山下舜平大
中6日の調整考え、他球団では開幕投手が続々と登板する金曜日。
オリックスは今週も山下舜平大が登板し、今回も圧倒。
4回2/3/被安打4・奪三振10・与四球1・失点2。
これでオープン戦の防御率は1.93、K/9は15.43と異次元。
さらにK/BBは16.00とこれもまた異次元。
奪三振力が高く(オープン戦トータル9回1/3/16奪三振)、与四球は少ない(9回1/3/与四球1)。
文句なし。
開幕投手・山下舜平大
与四球は少ないものの、ピンポイントを狙える制球力はいまのところなく、真っすぐも高め。
ただそれらを補えるだけの豪球が山下にあり(ただ上記が今後の課題でもあります)。
開幕まで残り2週間。
金曜の実戦は恒例のオープン戦最終カード阪神戦のみ。
このままプロ初登板が開幕戦、開幕投手・山下舜平大の可能性も出てきました。
バルボン
そして、門田に次いでまた訃報。
阪急で選手として、阪急オリックスで通訳として活躍したロベルト・バルボン氏が逝去。
いつも陽気だったバルボン。
故郷を革命で失った過去など微塵も感じさせず、にこにこと親しみやすい関西弁でファンを明るくさせた人気者。
まるでブレービーのようにファンとの距離も近く大事にしてくれて、子どもにも大人にも人気の、親しみやすいお人柄でした。
「ブーマー、ものすご嬉しい言うてます」
忘れられないのはやはりブーマーのヒーローインタビューでの通訳。
興奮し言葉止まらないブーマーの英語を「ブーマー、ものすご嬉しい言うてます」と簡潔に、簡潔過ぎる関西弁で訳し笑わせてくれました。
阪急オリックスに長年にわたって尽くしてくれた好人物の逝去は、とてつもなく悲しい。
悲しいですが、バルボンの笑顔を思い出すとこちらも笑顔で送るのが阪急ファンの務めかなとも。
「阪急ファンみんな、チコさんがいなくなってものすごものすご悲しい言うてます」。