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2018オリックス

~オリックス、前ヤクルトの成瀬をテストへ の巻~




成瀬善久

 オリックスは13日、来年2月の春季キャンプで、ヤクルトから戦力外通告を受けた成瀬善久投手(32)をテストすることを発表した。期間は来年2月1日から2クールが予定されている。

成瀬はロッテ時代には西村徳文監督(58)の下でプレーした。長村球団本部長は「監督と話す中で『一度テストしてみましょうか』となった。ロッテ時代から知っているのでね」と経緯を説明した。

また、オリックスは今オフに自由契約となった金子が日本ハムへ移籍し、FA権を行使した西も阪神移籍を表明。実績がある先発投手が2人も流出している。

長村球団本部長は「見てみてからになるが、先発であれだけ勝っているのであれだけ実績がある投手なので、一軍戦力として見込みがあるかということでテストをする。戦力になり得るなら、左投手の厚みが増せると思う」。先発陣の強化を目的に、通算96勝の左腕に白羽の矢を立てた。

成瀬は03年ドラフト6巡目でロッテに入団した。07年に自己最多の16勝を挙げ、09年から4年連続2桁勝利を記録。しかし、15年にFA権を行使して移籍したヤクルトでは、4年間でわずか6勝。今季は1軍登板がなかった。戦力外通告を受け、11月の12球団合同トライアウトを受けていた。(デイリースポーツ)

西、中島、小谷野、金子と主力級の退団が相次ぎながら、新外国人メネセス以外に戦力補強のなかった4年連続Bクラスのオリックス。
ようやくの補強のニュースが、まさかの成瀬のテストとは…。

思わず長嘆息をもらしました。



面影なし

「先発であれだけ勝っているので」
「あれだけ実績がある投手なので」

通算96勝、ロッテのエースとして最優秀防御率を受賞(2007年)した成瀬も、二桁勝利は2012年以来なく、
FAでヤクルト移籍後は4年で6勝11敗
今季は一軍登板すらなく、ヤクルトを自由契約に。

西村とともに過ごしたあの頃の成瀬の面影はなく
長村が評価する実績はすでに黴が生え、過去のもの。

左というところを考慮してというならば、
力のない左腕より力のある右腕、というのは近年のオリックスですでに証明済み。



トライアウト

今秋、タマホームスタジアム筑後にて開催されたトライアウトに参加していた成瀬。

私はそれを観覧してきましたが、
そのときの成瀬の評価は、正直なところ、0点

中井(前巨人)、西岡(前阪神)、今成(前阪神)との対決で、中井と西岡に完璧に捉えられて、3人の打者に2安打を浴び、ストレートの最速は133キロ
球威もキレも感じられず、その投球内容には寂しささえ覚えたほど。

トライアウトでのピッチングを観ていれば、リストにも残れないと思うのですが。

西岡に左中間を破るツーベースを浴びたあととマウンドを降りるとき、
ともに笑顔をみせていた成瀬。

私はそれを球界からの惜別の笑顔とさえ思っていました。



もう一つの心配

獲得ではなくテストというところにまだ安堵はしています。
しかし、西村の縁故テストである以上、断りにくいと思われ。

育成に舵を切ったオリックスの方針に反するようにも思われる今回の成瀬のテスト報道。
旬の過ぎたベテランを億単位の金を払い獲得するわけではないので、その方針を覆すものではないとはいえ、
この報道で心配事がもう一つ生まれ

西の人的補償
長村がこういう考えなのであれば、本当にベテランを狙うのでは

それだけは、やめていただきたい。



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