~オリックス、大阪シティ信用金庫スタジアムでの2連戦 の巻~
大阪シティ信用金庫スタジアム
3月13・14日、初の一軍戦が行われた大阪シティ信用金庫スタジアム(旧:舞洲ベースボールスタジアム)。
二軍施設・室内練習場も隣接する本球場での初のオープン戦を観戦してきました。
初戦の西武戦は引き分け、2戦目の広島戦は惜敗と白星に恵まれぬも、
両試合とも最終回の粘りは特筆すべきものでした。
ただ、大阪湾に接しているため海風が強く、そして寒く、雲間から覗く太陽をこれほど待ち望んだのは記憶にないくらい。
岡田貴弘
舞洲ベースボールスタジアムといえば、私的には履正社・岡田貴弘が高校最後の本塁打を放った場所。
相手投手は大阪桐蔭・中田翔で、センターバックスクリーンに放り込んだ一発は高校通算55本目。
そのTは2試合とも代打での出場。
ベテランに足を突っ込み始めたTゆえオープン戦での出場機会が少なくなるのは仕方ないものの、そんなTを実力でも追い抜こうとする選手が出てきているのもまた事実。
まだまだ老け込む年じゃない。
小林慶祐
初戦は松葉が先発し、荒西、吉田一将、そして増井。
2戦目の広島戦は、山本から小林、山崎福也。
登板した7投手のなかで最も印象に残ったのは、小林慶祐。
失策からの一発に泣きましたが、5回2/3を投げ被安打3・奪三振6・自責点2の好投。
武器のフォークをきっちり低めに集め三振を奪っていましたが、緩いカーブが実に効果的でした。
そして、山本由伸。
その力強いストレートに、広島が誇る田中・菊池のバットも空を切り。
場外弾
打者ではメネセスに吉田正尚。
軽いスイングからヒットを量産するメネセスに、豪快なスイングから一本放った吉田正尚。
高めストレートを振りぬいた打球は、ライト場外に消えるオープン戦第一号。
まさしく打った瞬間という当たりで、バックネットまで占めた広島ファンもその飛距離に思わず笑みが漏れ。
これが日本代表の実力。
1.91
舞洲での2試合で自責点は4。
広島に移っての2連戦は自責点0で、結果オープン戦のチーム防御率は1.91。
昨年12球団トップの数字は伊達でなく。
若手投手の頑張りがその要因でしょう。
今週は、ナゴヤ、京セラでの6連戦で、終われば開幕。
いい試合が続いており、このままの状態でシーズンに入ってくれれば。