~オリックス、怒りの20安打20点! の巻~
リーグ最多の20得点
死球4つ食らって乱闘劇の末の負け。
5点リードをエース格の投手が守れず八回に逆転弾を食らっての負け。
ファンよりも戦う選手たちの方が憤るような負けが二夜続いた果て、温厚なオリックスの選手もいよいよ怒り心頭に発し大爆発。
弱小西武投手陣に20安打を浴びせ、今季リーグ最多の20得点で大勝。
連敗も4でストップ。
真夏の所沢、選手もファンもようやく溜飲が下がりました。
クリーンアップ計、12打数10安打4本塁打13打点
九回に後藤がツーベースを放ち、先発全員安打達成。
三番・吉田正尚が4打数3安打1本塁打2打点。
四番・ロメロが4打数4安打2本塁打6打点。
五番・モヤが4打数3安打1本塁打5打点。
クリーンアップ計、12打数10安打4本塁打13打点。
強力西武打線も真っ青の大当たり。
モヤが加わりロメロが戻り、マークが散ったおかげで吉田正尚が狂い咲き。
打率2位に浮上し、初の個人タイトルが射程距離に入ってきました。
ロメロ、モヤ
このカード4本塁打のロメロ。
復調かと思えばさっぱりとつかみどころのないバッターですが、怪我明け即四番を任されるように首脳陣の評価は常に高い選手。
ロメロが打ってくれれば、吉田もだいぶ楽になります。
中日から移籍のモヤ。
インハイ攻めは相変わらずも、これはモヤのみにあらず、基本的に助っ人長距離砲共通の攻めで、いかに辛抱できるか。
そういえば、ブライアントを育てた中西太は口酸っぱくブライアントに「辛抱」を教え込み、結果ブライアントも「patience」でなく日本語の「シンボウ」を口ずさむくらいになったそう。
ここ最近の打率アップはツーストライクからの軽打と選球眼にあり。
先輩に倣って「シンボウ」を覚えてくれたか。
張奕、臆さず
先発の張奕。
西武打線相手に臆さず、ストライク先行の投球で、2勝目。
かわすほどの投球術はもともと身についていない張。
その欠点を長所としバッターにどんどん向かっていっていました。
その結果、四回に3者連続弾を浴びましたが問題なし。
このような打撃戦で相手に流れを与えるフォアボールが0。
これは称賛に値します。
そしてこのような逃げないピッチングがさらなる援護を生みました。
9連戦、
あと1ないし2イニングは投げてほしかったものの、よく頑張ってくれた方。
16‐4で比嘉
解せないのは、六回の比嘉。
中村、メヒア、外崎、山川と面子だけみれば比嘉の出番も、この時点で16-4。
今季すでに45試合に登板の36歳ベテラン右腕をここで投げさせるは失礼にあたる場面。
登板数にインセンティブでもついているのかと推測するくらいにいたる場面で投げ続ける比嘉。
このころ毎日この話題を書いている気がします。
なんとか仲間に
怒りの大爆発で西武投手陣を木っ端みじんに粉砕し、連敗ストップ。
札幌・仙台・所沢の長期ロードを終え、ようやくの帰阪。
目下の敵はロッテと思いきや、9連敗でいつの間にか5位は日本ハムに。
2~5位が3.5ゲーム差でひしめき合うパリーグ。
なんとか仲間に入れてほしい。