~オリックス・荒西祐大、プロ初勝利! の巻~
中川圭太、交流戦打率,383(リーグ2位)
一打同点のピンチを、新クローザー・ディクソンが凌いで、広島相手に連勝。
9勝6敗とし、交流戦の勝ち越しを決めました。
いつものように、チャンス作れど、の糞詰まり状態の攻撃陣も、
1イニングに2つのエラーを貰えればさすがに点が入ります。
五回の3点を、
荒西、海田、比嘉、エップラー、近藤、ディクソンのリレーで守りきりました。
小園に助けられましたが、
エラーの後の五番・中川のタイムリーがあっての得点。
中川、今日も2安打で交流戦打率,383はリーグ2位。
一週間前はロメロと言っていた交流戦MVPですが、中川圭太、十分に狙える位置につけています。
荒西祐大、プロ初勝利
オリックス先発は、ドラフト3位の荒西祐大。
前回のプロ初先発時も好投をみせていましたが今日も再び。
ときに直球、ときに変化球と打者に合わせて勝負球を変える若月の好リード。
それに安定した制球力で応える荒西。
六回に崩れましたがそれまでは十分な出来で、プロ初勝利。
中継ぎでは気負いもあって、らしさが全く出ていなかった荒西。
自分で組み立てられる先発の方が経験豊富な27歳のオールドルーキーには合っています。
山岡、山本、榊原、田嶋、K‐鈴木、そして荒西。
2008年を思い出させる若き先発陣。
思わず頬が緩みます。
ジョーカー・比嘉幹貴
右の長距離砲不足にようやく気付いたか、頓宮裕真が三度目の一軍昇格。
ただ頓宮に関してはつい最近捕手再転向との報があり、中嶋のもと当分下で鍛えなおすのが既定路線と思っていたので正直なところ意外な人選で、一二軍の連携不足も心配してしまうくらい。
捕手は山崎に飯田も控えており、代打専従での出場となるでしょうが、だからこそ不安なく思いっきりバットで勝負して欲しい。
勝負所での比嘉。
自慢のスライダーで空振り三振を奪ってピンチ脱出。
阪神戦、巨人戦と大事なところでの登板が続きますがしっかりと結果を残すその姿は、まさにジョーカー。
いい加減、年俸を大きく上げてやってください。
エップラー、近藤大亮
六回に切り札の海田と比嘉を使い切ったのは、この人がいるから。
「勝ち運」という不思議な力をもったエップラー。
3安打を浴びながら併殺の間の一点に凌いだところなどはまさに。
八回は当然に近藤大亮。
二死、長距離砲の鈴木との対決。
冷や冷やしながら観ていましたが、最後はカットボールを2球続けて空振り三振。
変化球だからと逃げているわけでなく、しっかりと腕を振り向かっていっていました。
中6日で田嶋大樹
さあこれで、
今季初のスイープと今季初の日曜日勝利にリーチ。
先発は中6日で田嶋大樹。
実を言えば、そのリーチよりも田嶋が中6日で投げられるようになったことが嬉しい。
ただ球数制限もあり、登板過多の中継ぎ陣にしわ寄せはきそう。
打線が大爆発してくれれば何の問題もないのですが…。
昨年は広島相手に3タテ達成。
今年も。