~オリックス・富山凌雅、強制降板 の巻~
ディクソン
昨日の記事の続き。
今日は紅組投手陣。
ディクソン→アルバース→エップラー→比嘉→澤田→富山の順でした。
先発は開幕投手経験もあるディクソン。
ナックルカーブに新決め球のチェンジアップはまだ調整途上。
昨シーズン終盤、肩痛で離脱したディクソンですから、まずは投げられただけで十分。
アルバース
二番手も、途中離脱後復帰することなくシーズンを終えたアルバース。
こちらもディクソン同様、まずは投げられただけで十分。
昨年8月中旬以来となるアルバースの実戦マウンド。
相変わらず投球間隔が短くテンポがいい。
そして相変わらずセットの静止時間が短い。
懐かしさに思わず笑みがこぼれました。
エップラー
ディクソン、アルバースときて、新外国人のエップラー。
外国人投手らしく素直な真っすぐは少なく、手元で微妙にボールを動かし内野ゴロを打たせます。
196㎝の高さから投じられるカーブも効果的で、入団時に観た映像よりもよく映りました。
ディクソン、アルバース(の好調時)よりも上という印象は正直受けませんでしたが、昨年のローチよりは数段上。
両先輩外国人のどちらかが調子を崩せば即入れ替えでしょう。
楽しみな投手が加わりました。
比嘉 vs 佐野
エップラーから比嘉幹貴。
ベテランがこの時期に投げているということが、順調な調整ができている証左。
面白かったのが、四球で出した韋駄天・佐野との勝負。
牽制といえば比嘉か西。
ボールを長く持ったりクイックで放ったりと佐野を惑わしますが、比嘉から盗んでこそ佐野の価値がある。
しかし、ベテランに一日の長。
この戦いの軍配は、比嘉に上がりました。
澤田圭佑
続いて、澤田圭佑。
まっすぐに変化球、ともに制球定まらず与四球2。
頓宮には武器のチェンジアップをセンター前に弾き返されていました。
自分のピッチングに手いっぱいだったのは、福田に三盗含む3盗塁を決められたことでも明らか。
まとまりに欠ける、いまひとつの投球内容でした。
富山凌雅
最後に登板は、ルーキーの富山凌雅。
パワー型の左腕で、コントロールに難あり、カウントを悪くしたところで置きにいって打たれる。
いままでの記事で危惧していた通りのピッチングが実戦初登板で現れてしまいました。
岡崎、西浦、フェリペ、比屋根、鈴木昂平、佐野、後藤駿太。
どちらかといえば非力な選手たちに、ストレート・変化球ともにきっちりと捉えられて滅多打ち。
与四球も多く、2度目の対決となった鈴木昂平にフォアボールを与えたところで指揮官が白旗を挙げました。
ストライク入らず、自慢のストレートを打たれ、頭真っ白になり立ち直ることができず。
ただ、
社会人出といえど高卒3年目でのプロ入り。
実戦経験も乏しく即戦力ではなく将来性を買っての指名なわけですから、これでもよし。
プロの厳しさをいきなり味わった富山。
強制降板はこれ以上傷が深くならないよう西村なりの配慮。
何かを学んでくれれば。
メネセス、頓宮裕真
二日続けて投手陣中心の記事となりましたので、最後に野手を。
目立ったのは、メネセスに頓宮。
2打数1安打のメネセス、
アウトになった一打席目も、山岡のストレートをきっちり捉えながら福田の好守に阻まれたもの。
コンパクトにバットが出ており、助っ人3人衆の中では現状ナンバーワン。
頓宮も一軍投手相手にも物おじせず自分のスイングができており、柔らかさに強さを兼ね備えた頓宮のバッティングは非常に魅力的。
守備位置の問題を気にしなければ、開幕一軍も十分にあり得ます。