~オリックス・西村徳文、「ぼくが評論家でもBクラスに予想する」 の巻~
勝利
戦う以上、勝利を目指す。
勝利を積み重ね、目指す先に優勝がある。
たとえば、部活やレクリエーションであれば、
参加することに意義があり、努力することに価値がある。
翻ってプロ野球。
一振りいくら、一安打いくら、一勝いくらの、結果の世界。
結果を残せなければサヨナラ。
幾人の選手たちが志半ばで今年もチームを去っていきました。
優勝
プロチームとして戦う以上、勝利という結果が全てで、
どんな時もファンは優勝を希う。
たとえ、石毛や中村が指揮を執っていたとしても。
目指すところは、今年も優勝。
祈り続けてはや何十年。
それなりに分別のつく年齢となりましたが、
そこを諦めたら私の存在意義はありません。
2015年シーズンや昨年のように勇ましくは言えずとも、
心底優勝できると信じています。
「優勝争い」
昨年のオリックスの成績は、65勝73敗5分け。
4つ勝っていれば勝率五割。
前監督の消極的采配で落とした試合は4つといわず、普通通りの采配であれば五割は楽に達成していました。
その元凶となった指揮官は退任。
それだけでプラス。
ただ、
新監督・西村徳文。
就任会見から冷静、換言すれば弱気で、
目標は当然「優勝」と思いきや「優勝争い」。
戦いの場の頂点に君臨する将が、目標を「優勝」と公言できない。
3年間へッドを務めた経験がそういわせたとするならば、非常に悲しい。
「ぼくが評論家でもBクラスに予想する」
その西村、もちろん心の中では「“見てろよ”という気持ちを選手やコーチ、全員が持てば、全く違うパワーが出てくる。今までも最下位予想のチームが優勝する例はある」(スポニチ)と優勝を全く意識していないわけではないようですが、
野球ファンの最下位予想が多いことについて、こうも語っています。
「当然。ぼくが評論家でもBクラスに予想する」
西村は評論家ではないとはいえ、
新しい年が始まっての新指揮官のこの発言は、あまりにも寂しい。
軽口だとしても、いままでの弱気な発言が思い出されあながち笑い飛ばすこともできず。
「優勝するためにやっているわけなんで、2位も6位も優勝できなければ0点」
選手を鼓舞し、実力以上の力を発揮させるのも監督の役目。
この記事を読んで、
選手がどう思うか、
ファンがどう思うのか、
一軍の将であるならばそこはしっかりと考えてもらいたい。
名将・落合博満は、監督2年目でチームを2位に導いた金本知憲の采配をこう採点しています。
「(監督は)優勝するためにやっているわけなんで、2位も6位も優勝できなければ0点」
一軍を統べる将にはこれくらいの覚悟が欲しい。
新年を祝う三が日くらい明るい話題でいきたかったのですが。