~オリックス・竹安大知、プロ初完封! の巻~
竹安大知、プロ初完封
9回2安打無失点。
非の打ちどころのない完璧な内容で、竹安大知プロ初完封勝利。
人的補償で完封した投手は、ユウキ(田中祐貴)以来二人目とのこと。
オリックスファンの私にとって、晩年に差し掛かった加藤伸一でユウキが獲れて非常に喜んだことを思い出しました。
そういえばユウキもプロ5年目23歳の若さで移籍となった選手。
故障により旧球団でその実力を発揮できなかった点も似ていて。
総合力で勝負
私の竹安の印象は、制球力・球速・キレ・スタミナ・変化球等の投手の基本的スタッツが全て70点の投手。
投手能力値を表す五角形・六角形が全て均一で、これが竹安の武器と呼べるようなものはないが総合力で勝負できる投手。
実力通りのピッチングができれば高いレベルで安定した投球ができますが、どれか一つ(特にコントロール)が崩れると早い回でノックアウトされるリスクもあり。
だからこの完封という最高レベルの結果には、正直驚きを隠せません。
私の見立てを超えてくれる。
こんな嬉しいことはなく。
観ていて崩れる予兆すら感じなかった今日の竹安のピッチング。
115球の完封勝利は本人にとっても非常に自信となったのでは。
完封・完投
疲労が蓄積する9連戦終盤での完封・完投。
登板過多のブルペン陣を休ませたという大きな意味もあります。
楽天・西武の6連戦では先発誰一人QSクリアならなかったなかで、前日のアルバースに今日の竹安が先発の仕事をきっちりとこなし。
竹安個人的としては当然に完封を喜ぶでしょうが、
チームとしては完投がありがたい。
四番・ロメロ
攻撃陣は、先制・中押し・ダメ押しと珍しく強者の戦い方。
三番の吉田はもちろんのこと、四番のロメロが復調してきたのが得点力アップの観点でみれば非常に大きい。
高い出塁率を誇る福田に、西村ようやく学んだか、攻撃タイプの二番・西野。
彼らがホームベースを踏むことが増えてきました。
幹がしっかりしてなんぼ。
20安打20得点の西武戦でも大爆発したクリーンアップが働けば、貧打に泣くことはありません。
好事魔多し
これで3連勝も、好事魔多し。
二番に入り攻撃力アップの要となっていた西野真弘に、地味ながらいいところで打っていた安達了一が戦線離脱。
西野はハムストリングの痛み、安達は体調不良。
明日のスタメンに名を連ねるか微妙も、せっかく状態が上がってきた中この両人が抜けるは痛い。
西武3戦目、徳俵で踏ん張った意味
本拠地でロッテを叩き、3カードぶりの勝ち越しを決めたオリックス。
これで3連勝。
西武3戦目、徳俵で踏ん張った意味がどんどん大きくなってきています。
4連敗で遠のいたCSキップがまた再び手が届くところに。
大事な3連戦最終日。
これを取れるか否か。
いまの勢いならば…。