~オリックス、4点リード守れずに連勝ストップ の巻~
竹安大知
期待通りに山岡とアルバースの登板日に勝利したオリックス。
今日の先発は、竹安大知。
前回のロッテとの試合では2安打完封劇。
その快投再びと願いましたが、撃沈。
吉田正尚の3ランもあって4点の援護を貰いながら、3回2/3/被安打6・与四死球3・自責点3。
いつも書いていますが、この投手は制球力があって成り立つ投手。
ボール先行のピッチングが続いては、こうなります。
続投の諸条件
11連戦の最中で中継ぎを少しでも使いたくないチーム事情。
4点リードという(わずかな)余裕。
なんとか竹安に勝利投手の権利を与えたいという親心。
シーズン最終盤ならば全て無視される諸条件も、まだ残り20数試合。
大飛球二つでツーアウト、それでも岡を凌げば五回のマウンドにも上がっていたでしょうが、二死からその岡に打たれてベンチも白旗。
ここで左が2人続くことで山田修義をもってきましたが…。
山田修義
その山田修義が誤算。
先頭の鈴木に3ボールとなってからは腕が振れず。
鈴木に四球を与え、続くマーティンにも3-2となって2者連続四球を避けようとストライクを取りにきた甘いスライダーを、ライトスタンドにもっていかれ。
4点差を1イニングで一気にひっくり返されました。
山田に関しては、仲の良かった西が「ボールは文句なく、あとはここ(心臓)だけ」と語っていましたが、本当にそう。
激励会で話したときに感じたのは驚くほどの人のよさ。
しかし、そこが勝負師としては命取りになることも。
だからといって、山田の人間的美徳を失って欲しくはありませんが。
吉田一将
五回は吉田一将。
この吉田も誤算。
1イニング3四死球に押し出しで痛い6点目をみすみす献上。
制球に苦しんだ竹安に代えてマウンドに上がった山田に吉田がそれ以上に制球に苦しんでは試合にならない。
山田・吉田よりも、問題は中6日もらってこの程度のピッチングしかできなかった竹安ですが。
ただ、吉田一将の柿沼への死球はスローでは当たったようにはみえず。
現状、死球はリクエスト対象外。
私も主審を務めたことがありますが、ユニフォームやスパイクへのかすりを肉眼で判断するは正直困難。
ここもリクエスト対象にした方が審判にとっても都合がよいと思われます。
勝てるものと思って観ていた試合
七回二死から、ショート・藤岡の失策から2点を奪い追いつくも、その裏、その藤岡に一発を浴び再び2点ビハインド。
八回、九回と無死一二塁の好機をつくり、前者は犠打、後者は強攻もいずれも点入らず。
九回裏最後の小田の打席、
3-2からストライクゾーンからボールへのシンカーを投げられては仕方なし。
竹安がふらふらでも、4点のリード。
勝てるものと思って観ていた試合だけに落としたのは正直痛い。
しかし、相手のロッテも、オリックス同様に瀬戸際の意地がある。
無意味な二番・福田
いろいろと書くべきことのあった試合ですが、
個人的には二番に福田を置いたのは無意味だったかなと。
二度無死一塁で打席に入りましたが、いずれも犠打。
犠打をさせたいがための二番は、令和の時代に昭和の戦法。
ひとこと、古い。
得点期待値を考えても否定されるべき戦法。
盗塁するしないは別として、宗が一塁にいるだけで一二塁間は広がるわけで。
小島、ロメロ、途中退場
そして、好調の小島にロメロが途中退場。
負け試合に弱り目に祟り目。
8月MVP有力候補のロメロ、
打ちまくった8月が終わり、9月に入ったその日に怪我はもはや冗談の域。
長期離脱とならなければよいのですが。
3連戦ならば2勝1敗、勝ち越しで終わりも、
このカードは4連戦で明日もう一試合。
先発は、スライド続きのK‐鈴木。