~オリックス・山岡、プロ初完封! の巻~
プロ初完封
点差は開き、完投への障害はなくなったものの、
8回を終え115球。
続投か否か、福良に問われた山岡の答えは、
即答で「いきます」と。
すでに限界だった九回。
3安打を浴び、二死満塁のピンチをつくるも、
最後の打者、森友哉を低めへのチェンジアップで三振に切ってとり、シャットアウト。
山岡泰輔、プロ初完封勝利。
波に乗る、強打の西武打線から奪ったこの偉業。
すばらしいの一言。
140球の大熱投に万雷の拍手を送るのみです。
最後に、U-18でともに戦った森友哉を抑えて掴んだこの完封勝利。
しかも無四球での達成。
山岡も世代トップに並んだと言っても言い過ぎではないでしょう。
成長
これで、山岡は6勝8敗。
打線の援護さえあれば、
勝ち負けが逆になっていても、
いや、すでに二桁勝っていてもなんらおかしくない投球が続いています。
今日は、その山岡に珍しく9点の援護。
しかも初回に3本の本塁打。
昨日の完封負けのいやな空気を一掃した吉田正尚の一発。
パワーでレフトスタンドに運んだマレーロ。
技術ですくい上げたTの第25号。
山岡をだいぶ楽にしました。
山岡自身、幾度となくピンチは招くも、
入団前から課題とされてきたストレートで西武打線を牛耳る姿に成長を感じました。
しっかりとインコースをつける度胸と制球力。
そして新人離れしたクレバーさ。
比較しては失礼ですが、
たまたま感の強かった山崎福也の完封に比べ、
しっかりと地に足付いた山岡の今日の完封勝利でした。
150本塁打
上記3発に加え、マレーロもう一本と小島の第2号。
西武ドームの空を舞った計5本のアーチは、山岡への祝砲となりました。
Tはこれが通算150本塁打。
ファンとしての正直な実感は、「まだそんなもん?」ですが、
それだけTに多くの期待を抱いていることの証。
本塁打王を獲得した2010年は33本塁打。
今季はそれ以来の30本塁打超え、そして33本塁打を超えるキャリアハイを期待します。
それができる選手です、T-岡田は。
意地
小谷野も中島もおらず、
スタメンをみた時点で敗北を確信した今日の試合ですが、
打線の繋がりを超えた本塁打攻勢で、西武を圧倒。
まるで、昨日の不甲斐なさを反省したかのように、力強い打球を飛ばしていました。
明日の先発は、松葉貴大。
後輩の山崎、山岡が今季プロ初完封を達成。
しかし松葉はいまだ未達成。
次は、
オリックス左のエースが、先輩の意地をみせる番です。