～オリックス・山岡、さすが の巻～
クレバー
とにかく、クレバー。
山岡の今日のピッチングを観ての一言。
相手が誰であれ自分のピッチングを貫く。
ピンチになっても動じず、
心が、ボールが乱れることもない。
ストレートをインコースにきっちりと投げ、
新球の縦カット、チェンジアップで打者を幻惑し、
最大の武器であるスラーダーで牛耳る。
二年目のピッチャーとは到底思えず。
安定感、
さらにはその安定感が生む信頼感。
金子を抜いてもはやチーム一でしょう。
一日の長
6回を投げ、被安打4奪三振5失点0が、今日の山岡のピッチング。
昨日の田嶋同様、初回から三回を三者凡退に打ち取り、
四回・五回はピンチを招くも顔色一つ変えずに淡々とアウトを積み重ねる。
田嶋もいいピッチングでしたが、一日の長、山岡にあり。
さすがです。
危惧された肩痛も心配なさそう。
開幕3戦目、完全アウェイで山岡の力をみせつけましょう。
しかし、
今週は西、山岡が文句なしのピッチングを披露。
福良が課した開幕投手争奪戦の賜物であるとすれば、
それにしっかりと応えた二人を、褒めてあげたい。
山足達也
試合は、6－2でオリックスの勝利。
オープン戦2勝目を挙げました。
四球がすべて得点に絡むという昨日と逆の展開。
いかにフォアボールが無駄なものかを再認識しました。
打者で目立ったのは、山足達也。
ツーベース、スリーベースとダイヤモンドを駆けまわりました。
長打2本、ともに外野の頭を越えたもの。
とくにツーベースは、決して甘くない低めの変化球をすくい上げた打球がぐんぐん伸びてレフトフェンス直撃の一打。
昨日の記事でも書きましたが、
山足、
まさか打で目立つとは思ってもいませんでした。
レギュラー争い
昨日はセカンドでスタメン。
今日は試合途中から、人生初の一塁に入った山足。
内野手登録ながら外野も守る宗のように、
首脳陣の、なんとかして使いたいという期待を感じる起用です。
3月7日の日本ハム戦でも二塁で牽制死があり、走塁面はちょっと焦り気味な面もみられますが、
社会人出身ですし、試合に慣れてくればそういうところも改善されていくでしょう。
福良も、「（1軍）そのレベルにあるし、レギュラー争いじゃないですか」（Full-Count）と、開幕一軍は当然とばかりに称賛。
数日前の記事で、福田、小島、縞田、大城らと同タイプと書いたばかりも、
彼らにはない打撃面のアドヴァンテージのおかげで、
山足達也、どうやら頭一つ抜け出たようです。
切磋琢磨
その山足の活躍に刺激を受けたか、
セカンドレギュラー最右翼と目されていた大城は四回に貴重なタイムリーを放つ。
こういう競争、
こういう切磋琢磨こそがチームを強くする要。
今日も直球縛りの黒木も2試合連続で無失点に抑え、
代打の切り札となりそうな伏見もヒットを放つ。
チームの層は少しずつ厚くなっています。
くじ引き
オリックスが5点を奪った西武のピッチャーは、ルーキーの斉藤大将。
田嶋の外れ一位の投手です。
もしあのとき福良がもう一枚の封筒を取っていれば、田嶋はいまごろ西武のユニフォームを着ていました。
くじ引き11連敗とは、そういうことです。
激励パーティーで、
宮内オーナーが、くじ連敗を福良が止め潮目が変わったのではと語っていました。
そうなることを期待しますし、
若手の台頭をみると、
そうなりそうな予感もします。
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