~オリックス・安達、一人気を吐く の巻~
平野佳寿
今日は京セラで阪神戦。
東京ドームでWBCキューバ戦。
並行視聴していましたが、一番盛り上がったのは、
オリックス・平野佳寿が東京ドームのマウンドに上がったときでした。
2点ビハインドの五回。
一番からの攻撃を、1三振を含む3人であっさり抑え込む。
ボールへの適応が危惧されていたことを忘れるような、安心感溢れるピッチングでした。
初登板時の不可解な交代から、これで3試合連続パーフェクトピッチ。
その裏、日本が追いついたように、
オランダ戦同様、試合の流れを変える好投でした。
安達了一
京セラのほうは、先発のディクソンが崩れて苦しい展開。
ワンサイドゲームになってもおかしくないところを、後を継いだ中継ぎ陣が踏ん張る。
結果、3-5で負けたものの、なんとか形になりました。
重々しい空気のなか一人奮闘したのが、ショートの安達。
ライト前3本にレフトへの本塁打。
右に左に4本のヒットを量産。
好守も披露し(年々うまくなっている印象)、オリックス攻撃人のなかで一人気を吐いていました。
昨年は大病により出遅れ。
一軍に戻ってきても、試合に出られるかは当日になってみなくては分からない状況でした。
今年は、安達本人が「自分では完治したと思っている」というように、
その不安がみえないのがなにより嬉しい。
吉田正尚
二番の安達が4打数4安打1四球と、5打席全て出塁しながら、
安達の得点が1だったのが、この試合を落とした一つの要因。
それは結局、
三番の吉田正尚が打てなかったから。
九回、本塁打が出れば同点の場面もファーストゴロでジ・エンド。
久しぶりの試合だったのも影響したとは思いますが、
初回の無死一二塁での三振は、らしくなかった。
シーズン後半から台湾ウインターリーグまで打ち続けた吉田。
マークも厳しくなっています。
強化試合・オープン戦をみる限り、
バッテリーは横の勝負というより基本高低の勝負を選択し、その攻め方に対応できていない様子が窺えます。
もう吉田に甘い球は来ません。
フォークボールの見極めがカギとなりそうです。
九回裏の吉田の打席。
球場も盛り上がっていました。
Tと吉田へのファンの期待の高さを、再認識した場面でした。