~オリックス、平野と増井の素晴らしき符合 の巻~
平野佳寿
二刀流で全米を席巻した大谷翔平が右肘靭帯部分損傷で戦線離脱。
ルーキーの牧田、マーリンズを解雇された田沢は3Aへ落ち、
ヤンキースの田中将大、カブスのダルビッシュ有はDL入り。
DL明けの前田健太は現在4勝4敗。
いま、
日本人で最も目立っているのは、前オリックスの平野佳寿。
某番組の御意見番曰く、
「平野を残してみんな日本に帰ってきたら」。
本日もエンゼルス戦のマウンドに上がり、
2/3回を被安打1・与四球1の無失点でしのぎ、これで20試合連続無失点。
ダイヤモンドバックスの新人記録を塗り替えました。
20試合連続無失点
31回2/3を投げて、2勝14ホールド。
防御率1.42、奪三振31、WHIP0.98。
5月5日のアストロズ戦で自責点2がついて以来、約1ヶ月半にわたり、20試合連続無失点。
イニングでいえば、17回1/3連続無失点。
2試合連続完封にほぼ匹敵する数字となります。
フォークピッチャーという特異性が成功の一因でしょうが、
それだけではないことは、平野以上に特異なアンダースローの牧田が通用していないことでも明らか。
基本は日本にいたときと同様、ストレートとフォーク。
メジャーに入ればストレートは決して速くはないものの、
日本にいたとき以上にフォークを低めに集める平野。
そのフォークのキレに、メジャーリーガーが追いつけていません。
オールスター
ポージー(ジャイアンツ)、トラウト・プホルス(エンゼルス)…。
WBCで、アメリカの四番・アレナド(ロッキーズ)から奪った三振に歓喜したのがもう1年前。
怪物との対決が当たり前になり驚かなくなってきたことに驚きます。
可能性は低いとはいえ、オールスター選出の機運も高まってきました。
オリックスを支えてきたオールドルーキーの挑戦が、いま実を結びつつあることが非常に嬉しい。
増井浩俊
その平野に代わってオリックスのクローザーを務めるのが増井浩俊。
シーズン当初物足りなかったストレートの球威が戻ってきて、
それゆえフォークがより決まり。
平野同様の持ち球で、カウントを稼ぐフォークも混ぜつつ、打者を斬る。
31回1/3を投げて、1勝18セーブ。
防御率1.72、奪三振37、WHIP1.02。
対戦する打者の差はあれど、平野とほぼ同じような素晴らしい数字を残しています。
入団時の予想と期待を大きく上回る増井の活躍に、頭が下がります。
オリックス新旧クローザーの符合
その増井ですが、
こちらも5月2日から点を取られておらず、
現在19試合連続無失点記録を継続中。
イニングでいえば、19回2/3連続無失点。
オリックス新旧クローザーの素晴らしき符合。
この調子がいつまでも続き、
この数字がどこまでも伸びることを期待してやみません。
追伸:
昨日の地震、
オリックス、選手・スタッフの無事は確認されました。
とはいえ、
オリックスファンの皆様が無事であることも同じくらいに大切なこと。
皆様のご無事を、心より祈っています。
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