~オリックス、好調ロッテに勝ち越して首位で5月へ の巻~
山崎福也
札幌から帰阪し首位ロッテを迎えての京セラ3連戦。
初戦の相手は佐々木朗希。
千葉でとなると攻略はなかなか難しいも、大阪ならばまだなんとかなる(かと希望を抱ける)のがいまの佐々木。
森のタイムリー、茶野の内野安打、紅林の犠飛で四回までに3点リードするも、2点貰った直後の五回に山崎がリードを吐き出し同点に追いつかれ、最後は延長十回のマウンドに上がった近藤が四球から崩れ、接戦を落としました。
いつもなら早めに代える山崎福也を引っ張ったのは、ここが五回だったからか、この試練を乗り越え成長を促したかったためか。
いずれにせよ山崎自身がその期待に応えきれませんでした。
防御率1.78
2戦目の先発はこのところもう一つの内容が続くエース山本由伸。
この日も初回先頭四球から先制を許すなど、二回以外毎回ランナーを出し六回降板。
前回西武戦、エース対決ということもあり引っ張って逆転を許したことも考慮しての交代でしょうが、球数も100球未満。
本来ならもう1イニングは任せるはずで、中嶋自身もまだ山本を完調ではなく(WBC後の)調整期間と考えている証。
それでも粘りのピッチングでゲームをつくった山本。
連敗止めたこの白星は良薬となるはず。
といろいろ書きましたが、それでも防御率は1.78なのですが。
怪我人に不調、多くの選手が離脱し影響大のWBC組。
栄光の裏にはそれだけの犠牲あり。
敵味方関係なく、彼らには頑張ってもらいたい。
小木田敦也、プロ初勝利
カード初戦負け投手となった近藤大亮は翌日抹消。
いい意味でも悪い意味でも一本調子で、いったん崩れると立ち直せないのが近藤で、7回1/3投げて与四死球5はさすがに多く再調整もやむなし。
代わって上がってきたのが小木田敦也。
その小木田が3戦目に登板し、プロ初勝利。
延長十一回、2安打を許すも無失点。
サヨナラ劇を呼び込みました。
内容はともかく、課題の無駄な四球を与えなかったのが白星を呼び込んだ要因。
山岡、もう1イニング
勝ち投手は小木田も、ミスした曽谷をフォローした吉田凌、平野がベンチ外のなか2イニングを無失点に抑えた山崎颯一郎の働きが大きかった。
ただ先発・山岡をもう1イニング投げさせればもっと楽に行けたのでは。
いつも思うことですが、それだけ中嶋の山岡への信頼が低く。
若月健矢
サヨナラ劇は十一回二死ランナーなしから。
紅林のツーベースから宜保デッドボールで一二塁となり、若月がライトオーバーのサヨナラツーベースで試合を決めました。
かつての正捕手時代に比べれば出場機会は減っているものの、出場すれば活躍している印象の今季の若月。
ここでも、甘い高めの変化球を逃さず捉える殊勲打。
ただ、活躍すればするほど今オフの去就が心配になりますが。
梵の好判断
この試合、もしくはこの3連戦での好プレーは、六回裏の三塁コーチャー梵の判断。
外野は前進守備、レフトが捕球した時点で二走中川は三塁ベース手前も、梵は腕を回しゴー。
余裕のセーフで大きな3点目をゲットしました。
そのタイミングで梵が中川を走らせた理由は、二死であったこともありますがやはり相手レフトがポランコだったから。
相手の穴をきっちり衝くのがプロ。
拙守のポランコですから当然と言えど、通常の外野手ならばストップ一択のタイミングでの躊躇なくのゴーは、やはり今季から三塁コーチャーを務める梵英心の好判断でした。
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