～オリックス、1996年以来のＶに向けて後半戦スタート の巻～
上り調子の杉本とマーティン不在
涙の2014年以来、7年ぶりに首位で前半戦を終えたオリックス。
五輪休暇間のエキシビジョンマッチを経て、いよいよ後半戦が開幕。
後半戦初戦はロッテとの3連戦で、宮城大弥→田嶋大樹→山崎福也のサウスポー三人衆が先発予定。
苦手のマーティンの再来日は遅れているようでこの3連戦は不在。
ロッテ得意の杉本裕太郎は上り調子で、敵地とはいえいいスタートをきりたいところ。
スパークマン
五輪中断間に新戦力として現れたのが、スパークマン。
阪神戦での快投は記憶に新しく、クイック等の課題はあれど、あの真っすぐがあれば非常に楽しみ。
逆にチームを離れたのが退団のロメロと故障の大城滉二。
チームの柱ではないのがまだ救い。
肘痛の山岡泰輔もこの期間に戻ってこれず。
個人的には黒木優太が戻ってきてくれればと期待していましたが、本人もまだ肘とうまく付き合えていない様子。
クローザー問題
懸案のクローザー問題はいまだ解決せず。
エキシビジョンマッチでは平野が登板せず、張や富山を試すも、特に張は楽天戦での失敗が尾を引き壁にぶつかっている印象。
経験の平野、強心臓の富山に任せる予定でしょうが、近代野球でクローザー不在で好成績を残したチームは少なく、やはりそこが最大の不安点。
結局は前半戦同様に平野に負担をかけそう。
それを意気に感じる男ではありますが。
西村凌
攻撃面では、ジョーンズは体調不良、モヤが状態不良。
走れないジョーンズはスタメンよりも代打の方が使い勝手がよく、となるとラベロが加わるまでは純国産打線が多くなりそう。
Tを一塁に入れるとするとDHに空きが生まれ、打撃能力だけでいえば頓宮が最適。
吉田、杉本をDHに回せば空くのが両翼で、新人の来田抜擢も面白いですが、エキシビジョンで結果を残した西村凌にチャンスを与えたい。
大城の代役は宜保もしくは廣澤、大穴で育成の岡崎。
ここに太田の名が上がらないのが寂しい。
ファン冥利
首位とはいえ、楽天とは1.5、ロッテとは2.5、ソフトバンクとは4、西武とは6.5。
この3連戦で一気に3位転落もあり得る、薄氷の首位。
しかもソフトバンクはエースとクローザーが間もなく復帰予定。
1996年以来のリーグ制覇（日本一）への道程は決して楽ではなく。
しかし、この緊張感を味わえる喜び、また他球団の途中経過や結果を気にする煩わしさは、ファン冥利に尽きます。
天気が心配ですが、歓喜の秋へ、いざ出陣。
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