~パリーグ優勝のオリックス、2021年10大ニュース① の巻~
10位
年末恒例のオリックス10大ニュース。
3回に分けて執筆予定。
初回は10位から7位まで。
1位はもちろんあれですが。
10位:10代二遊間で開幕&紅林ショートのレギュラー奪取
オリックスのプロスペクト、太田椋に紅林弘太郎で二遊間を組んだ開幕戦。
攻守にがちがちの両選手が思ったような動きができず大事な開幕戦を落としましたが、中嶋の覚悟を感じた一戦に、起用法。
太田は守で崩れ途中二軍降格したものの、紅林は完走しシーズン終盤には三番を任されるほど。
安達の出遅れで掴んだチャンスを手放さず、その安達を二塁に追いやった紅林には賛辞しかありません。
高卒二年目でショート。
どこまで伸びていってくれるか来季以降が楽しみな選手です。
9位
9位:西浦颯大、退団
難病により育成落ちしていた西浦が、シーズン終了を待たず退団。
西浦を慮った宗の声出しに、中嶋に呼び出された当人西浦の声出し。
二軍での引退試合の松葉杖姿、最後のセンター西浦。
感慨深いものがありました。
グラウンドを離れざるを得なかった西浦のためにという熱き思いは、優勝に向かうチームのアクセルとなったはず。
西浦颯大、その守りはすでにリーグを代表するレベルに達していました。
8位
8位:最後?の日本シリーズ神戸開催&日本一ならず
日本シリーズの開幕が一週間延期になったことにより生まれた、日本シリーズ神戸開催。
グラウンドに立った選手にとっても当日現地で観戦したファンにとっても、酷寒の十一月末はなかなか過酷な状況だったようですが、テレビの前では、神戸が誇る黒土、緑芝、白球のコントラストの美しさに感嘆。
老朽化目立つものの、やはり最高のボールパーク。
たぶん最後の日本シリーズ神戸開催。
地下鉄終電アナウンスが流れるまで、長く長く堪能させていただきました。
ヤクルトに2勝4敗で破れ26年前の雪辱ならなかったものの、全6試合手に汗握る最高の日本シリーズでした。
忘れ物は来季の楽しみに。
7位
7位:宗佑磨、ベストナイン&ゴールドグラブ賞受賞
打撃フォームの改造の遠回りを経て、宗が七年目でようやくの開花。
遠回りは決して無駄ではなく失敗でもなかったことを自身の力で証明しました。
守りに関しては別記事で書いたので割愛しますが、打でも印象的な活躍が多かった宗。
シーズン序盤の4/11日本ハム戦で放った九回二死からの同点打。
シーズン終盤の10/12ロッテ戦、八回二死から小島から放った同点ツーラン。
日本シリーズ初戦、吉田のサヨナラ打を呼んだ同点打。
映像がすぐに思い出されます。
打率.272の攻撃型二番がいる強さ。
一番福田、二番宗、三番吉田、四番杉本の並びはオリックス攻撃陣最大の強みとなりました。