~オリックス、作戦失敗でゲーム差2.5で最終決戦へ の巻~
一週間前と同じ、竹安 vs 千賀
カード初戦をエース山本で制し、対ソフトバンク8年ぶりの勝ち越しを決めたオリックス。
最終戦は一週間前と同じく、竹安vs千賀のマッチアップ。
一週間前は竹安の快投で千賀相手に勝利。
しかしそれが二週続けられるのであれば今季わずか3勝のはずがなく。
竹安の連続好投を願うはファンも首脳陣も当然の心理も、それをベースに采配を立てられては困ります。
打率.280超の宗に犠打①
復帰後好投続く千賀相手に、初回先頭の福田がヒット。
無死一塁で中嶋のサインは、二番宗に初球犠打。
初回から、得点期待値も得点確率も下げる無死一塁からの犠打。
しかもこの時期規定打席に達して.280を超える打率を誇る宗佑磨に。
犠打を「1点」を取る手固い策と勘違いしているのであれば、「1点」を取って竹安がそれを守りきれると考えているのか。
実際、杉本のタイムリーで希望通りに「1点」を奪うも、その直後デスパイネにツーランを打たれて一気に逆転を食らい、虚しさと情けなさ一杯。
打率.280超の宗に犠打②
竹安は四回にも本塁打を浴び、4回3失点で交代。
その後は中継ぎ陣が奮投し2点差で終盤に。
好投手相手でもそのまま終わらず、反撃に出るのが今季のオリックス。
八回、好調山足、福田の連打で無死一二塁。
ここで二番・宗に再び犠打を命じた中嶋。
宗の犠打はフライ気味となり二走山足のスタートは遅れて三塁封殺。
2点ビハインドで得点期待値を下げる犠打。
しかもこの時期規定打席に達して.280を超える打率を誇る宗佑磨に。
加えて千賀は100球超え、球の抑えが効かなくなっているにもかかわらず。
五番・T-岡田
一死満塁となり杉本がサードゴロ。
併殺逃れるために全力疾走していたように、選手自体は一生懸命にプレーするも、中嶋の采配ミスで負け。
相性考えてでしょうが、不調のTをモヤの前の五番に置いた打順も失敗。
千葉で益田のシンカーを打った感触が忘れられないのか、Tはまたもツーストライク目の甘い真っすぐを見逃し、勝負球の真っすぐに振り遅れて三振。
ゲーム差2.5で最終決戦へ
初回の犠打からの逆転弾で、個人的には試合を面白く感じられず、八回再びの犠打(しかも失敗)で終わり。
この時期にこんな試合は観たくない。
あとはロッテも負けてくれればと札幌の試合を観るも、100かマイナス100の岡が九回二死から同点弾。
負けるべくして負けたオリックスと、負け試合をなんとか引き分けに持ち込んだロッテ。
流れに乗ってロッテ来阪、ゲーム差2.5で最終決戦へ。
紅林デッドボール→退場
八回、紅林がデッドボール。
吉田正尚と同じところにぶつけられ、同じような痛がり方で、同じように途中退場。
紅林の状態は不明も、最終盤に主力二人欠場に追い込まれるはさすがにつらい。
与四球はリーグワースト2位、与死球リーグワーストのソフトバンク。
つまり技術不足。
わざとではないにせよ、三番打者が二人ぶつけられ、しかも一人は長期離脱中、そしてぶつけた投手は技術高いエース。
選手を預かる立場ならば、ソフトバンク側に強く抗議に行くぐらいのことはやるべき。
オリックスの正遊撃手、紅林の無事を祈ります。