~オリックス、正捕手・若月健矢!の巻~
止める
昨日のスポニチアネックスの記事。
”(日本ハムの正捕手)大野は「(ソフトバンクとの)直接対決をやるまで負ける気はないので、そこまで連勝でいきたい」と29日からの大一番まで勝ち続ける覚悟を示した。”
オリックスは、眼中にないということ。
成績みればそうかもしれませんが、オリックスにも意地があります。
件のキャッチャー大野の裏をかくスクイズで決勝点を挙げ、
チームの連敗を、
快進撃を続ける日ハムの連勝を、
止めました。
7月も後半に入りましたが、日ハムが負けたのはわずかに二つ。
その二つとも、オリックスが挙げたという事実は、
少しだけ誇ってもよいのではないでしょうか(それでも7月の対戦成績、2勝4敗と負け越しているのですが)。
若月健矢
今日はこの人でしょう。
オリックスの若き正捕手・若月健矢。
倍々ゲームのような成長をみせています。
まずは攻撃面。
甘く入ったストレートを見逃さず、きっちりと先制タイムリーを放ち、
八回は勝ち越しのスクイズを決める。
バスター打法をものにし、打てる捕手へと進化を遂げています。
現状、U18日本代表でともに戦った西武の森を追い抜いたと言っても過言ではないでしょう。
また、感心するのは配球面。
日高以降、素人からみても首をかしげることが多かったオリックス捕手陣のリード。
若月に関してはストレスを感じることがあまりありません。
というか、驚き、感心することのほうが多いです。
以前も、
日ハム戦での極端なリードに感嘆の声をあげましたが、
今日も驚きました。
八回裏、二死二三塁。バッター中田翔。
初球内角ストレートでのけぞらせてから、フォークの連投。
しかも八球連続。
ランナー二三塁ですよ。
少しでも弾けば同点に追いつかれる緊張感の中でのフォーク連投。
しっかり止め続け、
最後は、みごと、空振り三振に仕留めました。
もちろん投げきった吉田も立派ですが、それを求めた若月の勇気。
じつに素晴らしいものでした。