~オリックス、10年ぶりのオープン戦5連勝を逃す の巻~
伏見寅威
1点を追う九回裏。
杉本の軽打で一死一三塁となり、バッターは期待の太田椋。
初球のスライダーを打ち上げて捕邪飛でツーアウト。
続くTが四球で出て満塁になるも、伏見も初球をひっかけて三塁ゴロでゲームセット。
太田のストレート一本待ちでの凡打はまだ理解できるものの、伏見は初球から手を出す球とは思えず。
この試合を取っていれば10年ぶりのオープン戦5連勝だったとのこと。
負け慣れたチーム、非公式戦といえど勝つに越したことはなく、惜しい試合を落としました。
山本ー頓宮
先発の山本由伸は、オープン戦には珍しく8イニングも投げて1失点。
セナンバーワン投手菅野との投げ合いは極上の投手戦も、内容的には菅野を圧倒。
そしてその事実にもはや驚かず。
八回まで投げて球数は93球。
相棒はこの試合も頓宮裕真。
お隣さんながらバッテリーを組んだのはプロに入ってから。
経験を重ね、いざ開幕へ。
第3号
その頓宮、この試合でもバットで大アピール。
巨人・桜井の独特なカーブに泳ぎながらも、右半身を残し芯でとらえた打球はスタンドへ。
オープン戦トップの第3号。
頓宮の打に関しては毎回褒めていますが、今日も褒めるしかなく。
個人的には九回表のマスクも被らせて平野と組ませてみたかった。
平野佳寿
オープン戦2試合目の登板となった平野佳寿が懐かしの九回のマウンドに。
まだクローザーにセットアッパー云々を論じる状況にあらずと書いてきましたが、まだまだ調整中。
ストレートで空振り奪えず、追い込まれてはフォークを見切られ。
ツーアウトツーストライクランナーなしから2点を奪われて逆転を許しました。
平野に関しては真っすぐがどれだけ戻ってこれるか。
ここが全てです。
若月のリード
それでも疑問は若月のリード。
二死一塁1ボール2ストライクからストレート勝負の必要はなく(結果ライト前)、一二塁からフォーク2球で追い込んで高めの吊り球の定石パターンから裏をかいてのアウトローストレート勝負(結果高めに浮いてセンターオーバーの逆転打)にも正直首を傾げます。
打たれたのはともに真っすぐ。
いまの平野のあの真っすぐで勝負できると踏んでいたならば状況判断ができていない。
オープン戦ゆえなにか課題があったのならば仕方ないのですが。