~オリックス・契約更改④安達・伊藤・駿太 の巻~
安達了一
○6000万円←5700万円
今年は振り返りたくない、経験できない苦しいシーズンでした。
もう野球ができないと思ったり、引退なんかも頭にちらつきましたが、色々な方の言葉で頑張れたと思います。
同じ病気の人に自分の一生懸命なプレーで勇気づけられたらという気持ちもあり、ここまでやってこれたと思っています。
体調面も回復し、体も問題なくやれるところまで戻ってきました。
ただオフは練習終わりに外食はせず、健康面を考えて家で食事をするようにして過ごそうと思っています。
今年盗塁ができなかったので、30盗塁を目標に頑張っていきたいと思います。(オリックスバファローズ・オフィシャルウェブサイト)
安達の頑張りには、勇気づけられた方も多かったのではないでしょうか。
野球自体ができなくなってもおかしくない大病を患いながら、
4月中旬の一軍復帰後は、一度もファーム落ちすることなくシーズンを走り抜けた安達。
休みを挟みつつとはいえ、規定打席到達・打率,273とは立派の一言。
盗塁・本塁打が昨年に比べ各10ほど低下していますが、
これは基礎体力の低下が原因でしょう(打率は技術で補えますが)。
治療法未確立の特定疾患を抱え、キャンプも全休ですから、致し方ありません。
シーズンオフになって初めて刺身を食するなど、
体調管理に留意し続けた一年。
しかし、刺身を食べられるほど順調な経過をたどっていることもまた事実。
病気のためにチームに迷惑をかけているなんて思う必要はありません。
同期で仲の良いTと二人で、ますますチームを引っ張っていってもらわないと。
伊藤光
こちらもそういう立場ではあったのですが…。
●4700万円←5700万円
また対戦相手のデータや情報は勉強できているのですが、チームのピッチャーへの考え、状態など自分のチームのピッチャーを見る事が足りていなかったと感じました。
オフは、技術的なことや、体力面の向上もありますが、よりピッチャーをいかせるように、今年の試合映像を見返し、キャンプに入ってピッチャーと対話できるように、考える時間にも多く費やしたと思っています。
来年は個人としては最初から最後までキャッチャーとして貢献できるように、チームとしては開幕いいスタートをきれるように、また日本シリーズまで試合を続けることができるチームになれるように頑張っていきたいです。(オリックスバファローズ・オフィシャルウェブサイト)
一気に抜かれました。
シーズン最終戦では、金子とのバッテリーも剥奪(途中一度金子ー山崎の組み合わせがありましたが)と、
来季も置かれた立場は厳しい。
シーズン序盤は、伊藤が先発マスクを被った試合で白星つかず、
オリックス22・6事件では、ベンチで鈴木バッテリーコーチに激高され、
シーズン二度の二軍落ちも経験。
打撃を生かそうとファーストで出場していましたが、
一塁を任せられるほどの打撃ではない。
さあ、もう一度やり直し。
いってもまだ27歳。
老けるにはまだまだ早い。
若月と高いレベルで競い合ってほしいものです。
駿太
生え抜きということで、こちらもそういう立場に置かれていましたが、
それどころではありません。
●2500万円←3000万円
毎年同じ事をして、思うようにいかず、それが重なって自分に腹を立てるという感じでした。
本当に優勝がしたいので、目標に向かい、チームみんなで頑張って、そこで自分はチームの中心として貢献できればと思っています。
とにかく一試合一試合、一打席一打席、積み重ねだと思っていますので、無駄のないように大事にやっていきたいと思います。(オリックスバファローズ・オフィシャルウェブサイト)
糸井が抜け陽が去ったいま、
チャンス到来なのですが、
駿太は毎年チャンスを与えられています。
なのに結果が出ない。
まったく出ない。
伊藤のリード同様、
バッティングという弱点を何年かけても克服できない。
上半身下半身バラバラのスイングは、素人がみても明らかなのですが直らない。
高橋慶彦が現状打開のためスイッチ転向を勧めるも、本人は不承不承であったようで。
とにかく、打率1割台の外野手は、いくら守備が良くてもスタメンで使うべきではない。
12球団屈指の守備固めで終わるのか、三拍子そろった外野手となるのか。
あとは駿太次第。
バッティング次第。
駿太には十分なほどの時間と機会を与えました。
特別扱いはもう終わり。
あとは、駿太次第です。