~オリックス、新入団選手④(K-鈴木、比屋根彰人) の巻~
K-鈴木
オリックスのドラフト2位、K-鈴木投手(23=日立製作所)が球界初の? 1文字サインを検討中だ。9日、大阪・舞洲の「青濤館」に入寮。本名は鈴木康平だが、読みが同じの鈴木昂平がいることもあり、T-岡田方式の登録名を採用した。サインも「Kを1文字だけとか考えました。三振のKという意味もあるので、奪三振(のタイトル)を取ったらそうしましょうか?」と思案した。
新たな武器も開発中だ。186センチの長身からの投げ下ろす最速151キロの直球を投げ込む右腕。スライダー、フォーク、カーブなどの球種はあったが「プロはレベルが高いので」と、カットボール、チェンジアップに挑戦中。「チームが勝つことが一番ですが奪三振のタイトルは取りたい」。球界を代表するドクターKになれば、世にも珍しい1文字サインが現実になるかもしれない。(日刊スポーツ)
素質的には高校時代から評価されていたものの、体が出来上がらず、
大学時代は指名漏れ。
社会人を経てようやく体が出来上がり、
それに伴い、
ボールに力強さが出て、念願のプロ入りです。
1位候補との声もありましたが、
日立製作所・鈴木康平に関して、私はあまり高く評価していませんでした。
その理由は、制球力と大舞台で活躍できていないから。
即戦力と評するには、制球力がアバウトで、
球が高めに抜ける場面が散見し、置きにいった球を打たれる。
即戦力というよりも、大卒社会人出の素材型というのが私の印象です。
大舞台
昨年、創部100周年を迎えた、日立製作所・野球部。
エースに成長した鈴木康平に加え、
野手にも菅野(ロッテドラフト4位)、田中(巨人ドラフト5位)を揃え、
初の都市対抗制覇を狙いましたが、
先発で起用された鈴木が初回被安打5失点4の大乱調。
そこから立ち直ったものの、時すでに遅し。
チームは初戦で東京ドームを去りました。
雪辱を期した社会人日本選手権でも、
二回戦でリリーフで登板し、
3回2/3で被安打6自責点4で途中降板。
両試合ともにピッチングが幼く、
いわゆる「勝てる投手」とはいいがたい内容でした。
大化け
ただ、
即戦力と見ずに、素材型としてみれば魅力は十分。
体に芯が入れば、
アマ最後の登板となった京セラでの日本選手権でマックス154キロを記録したストレートは、
球速、球威ともにまだまだアップ可能。
プロの指導次第で、一気に大化けする可能性を秘めています。
面構えも、最近の選手にしては男らしく、魅力的。
今ドラフトの成否は、
鈴木の右腕にかかっています。
比屋根彰人
オリックスの育成3位・比屋根彰人内野手(18)=飛龍高=が8日、大阪・舞洲の「青濤館(せいとうかん)」に入寮した。高校通算36本塁打の大砲候補は、自室にテレビを置かず。「テレビをあまり見ないので。にゃんこスター? それは分かります(笑い)。見ることもあるんですけど、それより音楽を聴いたり、本を読んだりします」と話した。
入寮には、野村克也氏の著書2冊を持参。過去にも野球関連の本を読むなど勉強熱心な18歳は「自分が分からないことが本にたくさん書いてあるので」と吸収を誓った。(スポーツ報知)
育成3位の比屋根彰人。
育成指名拒否の方針でしたが、スムーズにオリックス入団を決めてくれました。
高校では四番・投手も、
プロではその長打力を活かし、内野手一本、バット一本。
手薄なサードを狙います。
担当の牧田スカウトが「ノリさん(中村紀洋)みたいになってほしい」と期待を寄せる比屋根。
3位の比屋根、4位のフェリペと静岡出身。
同郷の二人が、チームに足りない競争心を植え付けるくらいに競い合ってくれれば。
まずは支配下登録が目標ですが、
スピード型ばかりで、大きいのが打てる右打ちの選手が少ないチームにとって、
比屋根は楽しみな存在です。
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