~オリックス、山本由伸・山岡泰輔・吉田正尚、プレミア12日本代表選出 の巻~
山本由伸・山岡泰輔・吉田正尚
11月に開催されるプレミア12の日本代表に、オリックスから山本由伸・山岡泰輔・吉田正尚が選出されました。
来年の本番、東京五輪への最終テストの意味合いもあるこの大会。
今春のメキシコ代表との強化試合で大城滉二が選ばれたような違和感もなく、この3人の選出は至極順当妥当。
第1回WBC:0人
第2回WBC:1人(小松聖)
第3回WBC:1人(糸井嘉男)
第4回WBC:1人(平野佳寿)
直前トレードの糸井を除くと4大会で実質2人。
日本代表に選ばれるような選手がほとんどいなかったチームから一挙3人が当然のように選ばれたのは、チーム力向上の証しと言っても過言でなし。
21歳・24歳・26歳
だからといって選手層が厚くなったとはいえず(チーム順位がそれを表しています)も、日本トップクラスの選手がオリックスにもようやく現れてきたということ。
しかも彼ら、21歳・24歳・26歳とまだまだ成長が見込める年齢。
昨年の日米野球はオリックスからの選出は0。
1年を経て、3人文句なしの選出。
順調な成長に、頬も緩みます。
吉田正尚
今春の侍ジャパン強化試合では日本代表の四番を任された吉田正尚。
若手中心のチームだったとはいえ、そこでしっかりと結果を残せたことは吉田にとっても自信となったはず。
セリーグ首位打者・鈴木誠也、パリーグ最多安打・秋山翔吾、好打者・近藤健介、成長著しいユーティリティ・外崎修汰が今大会の吉田のライバル。
ここに筒香・柳田が加わってくるわけで、吉田といっても来年の東京五輪が確約できない面子が揃っています。
山岡泰輔
パリーグ最高勝率投手・山岡泰輔。
役割は不明も先発なら5・6番手もしくは第二先発か。
スライダーをはじめとする山岡の多彩な変化球は、初見での対応が難しいほどの変化。
ゆえに、強打者へのワンポイントという起用法も十分に考えられます。
どのようなポジションでの登板になるかは不明も、ここで結果を残せば東京五輪もみえてきます。
山本由伸
最後に、2019年パリーグ最優秀防御率投手・山本由伸。
山本への期待は稲葉監督もかなり高く、「山本選手は先発も中(継ぎ)も抑えも、というところも考えております。ある程度先発を決めた中で山本選手がどういうところでチームで生きるかというところはしっかりとまた練習試合もありますので、そういうのも含めて考えております」(Full-Count)とジョーカー的起用を示唆。
あまり無理をさせてほしくはないものの、チーム最年少の21歳でパリーグで最も優れた投手。
稲葉の気持ちも十分理解できます。
一方
いままで高揚することのなかった侍ジャパンの試合も、
今年はオリックス、いやパリーグを代表する3選手の誕生により、楽しみになりました。
プロ中のプロの試合に出場する選手がいる一方、
プロのユニフォームを脱がねばならぬ選手もいて。
戦力外通告。
オリックスの発表は今日はなし。
新陳代謝は当然に必要も、毎年寂しさが募る季節です。
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