~オリックス、ショートストップ・安達 vs 福田 の巻~
「安達と競ってもらう」
新キャプテンがキャンプ初頭の中心にいます。
オリックス春季キャンプ(1日、宮崎)オリックスの2年目・福田周平内野手(26)が遊撃手にコンバートされた。昨季は二塁手で102試合に出場。遊撃でも4試合に出場したが、今春キャンプから再度、本格的に挑戦する。
「ショートを守れるようになりたいですし、出られるならどこでも守れるようになりたい」
午前中の投内連係から遊撃につくと、シートノックでも遊撃。昨季、遊撃手でのスタメン出場は1試合のみで、途中出場を含めても4試合。シーズン途中から二塁手としてレギュラーに定着したが、変更の意図を西村監督は「遊撃もできる。彼なら十分できる。本来は安達だけど、安達と競ってもらう」と説明した。
新主将とバトルすることになった安達も「プロの世界なので。試合に出られるように頑張ります」と気合。指揮官が掲げる競争が、早くも始まった。(サンスポ)
主将である以上一軍にいるのは当然で、さらにいえばグラウンドに常に立っているのも当然で。
ゆえに昨シーズン中盤から手にしたセカンドに、新キャプテンは座るものだと当然思っていました。
物足りなさ
遊撃手にコンバートとありますが、本日のシート予定ではセカンドに入っていたように、本格的なコンバートではないでしょう。
持病を抱える安達の体調も考慮してということ。
主将にも指名したように新監督が福田を買っているのは間違いないものの、どちらかといえばショート・安達に物足りなさを感じていると思われます。
不動の遊撃手であった安達に秋季キャンプではセカンドを守らせ、
春季キャンプでは今後チームを支えていくであろう福田をぶつけ。
もちろんその物足りなさの原因は、安達の打撃。
西村は各選手に打率3分のアップを命じていますが、3分上がったとしても打率,250に満たないのが安達です。
ショート・安達
安達の次をチームが考え始めているのは、ドラフトで安達の後釜探しを主目的にしていたことでも明らか。
負担の大きいショートゆえそれも十分に理解できるのですが、昨年のプレーを観る限り、私的にはショートはまだ安達を使いたい。
その理由はとにかく守備で、試合前の守備練習を観ても、安達のハンドリングは図抜けており、彼の努力の跡そして守備へのこだわりが見受けられます。
捕手同様、ショートも打ってなんぼと思った時期もありましたが、
2016年その安達の代わりにショートに入った中島のプレーを観て、考えを改めました。
競争の渦
ただ、守備偏重といえど、ここ数年の安達のバッティングに不満を抱いていたのは事実。
そんな安達を福良がなぜ三番に起用していたのかはいまだ謎。
上記の意見は、昨年の安達と福田(・大城)の守備力を比較しての意見であり、働き盛りの福田もしくは大城の守備力がぐんと伸びてくれれば文句なし。
聖域とも思われたショート安達が安泰とならないのが、監督の代わった効能。
チームの中心人物であった安達もTも西村の言う「競争」の渦に巻き込まれ。
チームの方向性としては決して間違っていません。