~オリックス・黒木、右肘内側靭帯炎症 の巻~
黒木優太
キャンプ3日目で3人目の離脱。
オリックスは3日、黒木優太投手が宮崎市内の病院でMRI検査を受け「右肘内側靭帯の炎症」と診断されたことを発表した。
今後はしばらくノースローで状態をみながらリハビリを行っていく。2日には高城俊人捕手が「左腓腹筋の肉離れグレード1」の診断を受けたことが発表されていた。(Full-Count)
怪我自体は不可避のものもあり一概に否定はできないものの、キャンプスタート直後の離脱はそれだけで気が重く。
さらに、復活期する黒木の肘痛は、チームにとっても痛く。
内側副靭帯損傷
精査はこれからといえど、いわゆる野球肘と呼ばれる、内側副靭帯の損傷は最近では大谷翔平やダルビッシュにみられ、ともに代表的治療法であるトミージョンを受け1年以上のリハビリが必要となっています。
もちろん田中将大のように、PRP療法(糸井も以前古傷である膝の治療で用いています)で済む場合もありますが、いずれにせよ検査結果次第。
とりあえずノースローで様子見。
ただの炎症で済めばよいのですが…。
高城俊人、飯田大祐
キャンプ初日の高城俊人の肉離れによる離脱は、ファンよりも本人が悔しいはず。
移籍後一度も上に呼ばれなかった昨季。
気合を入れて臨んでいたはずですが…。
小島とともに別メニューでの調整となっています。
高城の代わりは、飯田大祐と育成の稲富宏樹が日替わりでの一軍とのことですが、
他人の不幸は密の味、28歳の飯田にとっては大チャンス。
飯田も入団以来怪我に泣いている面もありますが、なんだかんだ言っていられない立場になってきました。
コリジョン導入以降捕手の怪我は激減も、なにかあった時に最も困るのが捕手。
ラストチャンスぐらいの覚悟で、この好機を生かしてほしい。
小島脩平
ぎっくり腰の小島脩平。
キャンプでアピールしなくてはいけない年齢ではないものの、キャンプ早々の離脱が小島にとってプラスに働くはずもなく。
内外野守れて小技が効き足も速い小島は福良の大好きなタイプでしたが、その監督は去り立場も微妙になっています。
小島・高城のリタイアに「とにかく早く治してほしい。大事なところではなく、1日目に出たのを良い方向に考えないと。もう出ないと思います」(日刊スポーツ)と語っていた西村新監督。
開幕までまだ2ヶ月あり、小島・高城のリタイアはこの時期でよかったとも言えますが、
そう言えない可能性のある黒木の怪我の具合が、心配です。