~オリックス、珍しく序盤で勝負を決める! の巻~
太田椋
初回に2点、二回に2点、三回に2点、四回に3点。
オリックスらしくない怒涛の攻撃+先発田嶋大樹で勝負あり。
計16安打の猛攻のなか最も目立ったのは、太田椋。
5打数4安打1四球に1失策で全打席出塁。
強打に軽打、本塁打の飛距離をみても、高卒2年目とは到底思えず。
二塁三塁遊撃、プロとしての最低限の守備力も備えており、今日のプロ入り初の猛打賞をきっかけに一気にレギュラーの座を掴む可能性あり。
モヤ、杉本
太田以外もらしい働きをみせてくれました。
先制打とダメ押し弾のモヤ。
ここ5試合で3本塁打。
あとは昨年からの課題でもあるインコースへの対応。
右中間へのフェンス直撃打の杉本。
インローの球をあそこまでもっていけるなど、プロ一年目のデビュー戦のアウトサイドインのバッティングを思い出せば隔世の感あり。
努力の跡が窺えます。
地元で2安打の大下誠一郎。
いまや正捕手・伏見のバックスクリーン横への本塁打。
渋い安達。
オリックスには珍しく攻撃陣に見どころ満載の、圧勝劇でした。
田嶋大樹
先発の田嶋大樹。
勝ち投手の権利を経て五回で交代。
その五回、アクシデントもあり集中力も欠いたか、失点2はもったいなかった。
五回を除き内容的には問題なし。
粘り負けの四球で球数嵩んだものの、田嶋らしく力で抑え込めました。
これで前回の完封劇に続き3勝目。
たまにはこういう日もないと。
二番・西浦
圧勝劇とはいえ、試合前のスタメン発表で首を傾げたのが、二番・西浦颯大。
若手西浦の起用自体に文句はなし。
ただ、今日の打線で最も打が期待できない打率2割を切る選手を、打線の中で最も重要とされる二番に入れたのが全くもって理解不能。
案の定の5打数0安打、打撃内容も案の定。
顕著だったのが三回の打席。
伏見、福田と粘って辛抱して連続押し出しを選んでなお満塁。
ここで二番・西浦、高めのボール球に手を出して三振。
三球目も同じようなボール球に手を出して。
打てないのはともかく、打席での意図が全く見えないのが悲しい。
結果的には次の回に3点取って勝負ありも、ここで突き放せなければならなかった。
ソフトバンク戦今季初の勝ち越し
とはいいつつも、2連勝でソフトバンク戦今季初の勝ち越し。
ここ2試合、いや前カードの西武戦含め、今季初めてといっていいくらいの強さを感じるオリックス。
この勢いのまま明日の和田にぶつかっていければ、今季初のスイープも。